今年の第101回箱根駅伝(1月2、3日)1区(21・3キロ)で積極的に飛び出し、歴代4位の1時間1分7秒で区間賞を獲得した中大の吉居駿恭(しゅんすけ、3年)が2025年度シーズンの新主将に就任。往路2位、総合5位だった箱根を経て新シーズン…

 今年の第101回箱根駅伝(1月2、3日)1区(21・3キロ)で積極的に飛び出し、歴代4位の1時間1分7秒で区間賞を獲得した中大の吉居駿恭(しゅんすけ、3年)が2025年度シーズンの新主将に就任。往路2位、総合5位だった箱根を経て新シーズンは「箱根駅伝総合優勝」を目標に再スタートする決意を明かした。1996年以来30年ぶり歴代最多15度目の箱根路制覇へ、新主将が中大飛躍のキーマンになる。

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 吉居駿には頼もしい双子の兄がいる。トヨタ自動車で競技を続ける大和と、一般企業に勤めている双子の弟・大耀(たいよう)さんだ。「大和兄ちゃんはやんちゃな性格で、明るい。大耀兄ちゃんは、マイペース」と正反対な兄たち。愛知・田原市の実家に帰省したときは3人でジョギングをしたり、神社でお参りに出かけるという。「進学のタイミングにいつも大和兄ちゃんが先にいたので心強さがありますし、大耀兄ちゃんは文章を作るのが家族の中では得意です。大学入試の小論文とかで力を借りていました」とはにかんだ。(手島 莉子)