開幕投手を務める阪神の村上頌樹投手(26)が27日、チームを白星発進に導く投球を誓った。初の大役を担うマウンドが翌日に迫るが、「(緊張は)そんなにしていない方かなと思いますね」と落ち着いた様子。それでももちろん心は熱い。 「勝てるようにと…
開幕投手を務める阪神の村上頌樹投手(26)が27日、チームを白星発進に導く投球を誓った。初の大役を担うマウンドが翌日に迫るが、「(緊張は)そんなにしていない方かなと思いますね」と落ち着いた様子。それでももちろん心は熱い。
「勝てるようにというか、しっかり自分の役割を果たせるように投げたいです。後ろにいいピッチャー陣がいるので、そこにつなげられるように。大事な試合になってくると思いますけど、まずはチームに1勝目がつくように、そこを目指してやりたいと思います」
自身としても特別な思いがある。昨年の9月27日の広島戦(マツダ)。延長十二回、末包にサヨナラ打を浴び、巨人の優勝マジックは1に。涙を流しながらベンチへ下がった苦い思い出があった。
それ以来のマツダでの登板となるが、「昨年最後は優勝がかかっていた試合で、一つも落とせない状態だったんですけど、今回はリセットされてフレッシュな気持ちで行けるかな」と笑顔。「しっかり抑えられれば、また良いスタートが切れるかなと思いますし、自分としてもチームとしても乗れるんじゃないかな」と雪辱を果たしたい。
広島打線にはモンテロ、ファビアンら新外国人も加入したが、「基本は変わらないと思うので」と淡々。「足を使ってきたり、つなぐと球場全体が盛り上がるので、回の先頭をしっかり抑えていければ」と力を込めた。
球団OBの能見氏や西勇からは開幕投手の心得を助言された。「西さんは『緊張したけどそこを楽しんだ』と言っていたので、自分も開幕戦を楽しみながら投げられたら」と村上。特別な空気を感じながら、まずは1勝をチームにもたらす。