今季の期待を問われたゴームズGMが語ったこと 東京ドームで19日に行われたカブスの開幕戦でメジャー初登板を果たしたドジャースの佐々木朗希投手。160キロ連発ながらも、押し出し四球を許すなど課題も残る投球内容だった。それでもドジャースのGMは…

今季の期待を問われたゴームズGMが語ったこと

 東京ドームで19日に行われたカブスの開幕戦でメジャー初登板を果たしたドジャースの佐々木朗希投手。160キロ連発ながらも、押し出し四球を許すなど課題も残る投球内容だった。それでもドジャースのGMは「とてつもない才能の持ち主だ」と、その潜在力を高く評価した。

 デビュー戦は2回まで無失点と順調な立ち上がりだったが、3回に3連続四球で押し出しを許して1失点。4回のマウンドには上がらず、3イニングを被安打1の3奪三振の一方で5四球と制球が安定しなかった。初球で99.5マイル(約160キロ)を記録すると、鈴木誠也外野手との対戦では100.5マイル(約162キロ)するなど、自慢の速球で実力の片鱗は見せた。

 ドジャースのブランドン・ゴームズGMは26日(日本時間27日)、米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」に出演。佐々木の今後の展望を語った。評価が分かれる内容となったデビュー戦について、司会者から「今季はどれくらいの成績を期待していますか?」と問われると「とてつもない才能の持ち主だ。力強い速球とスプリットは本物だ。スプリットは今まで見たことがない変化をする。今後の成長を期待できるいいスライダーも持っている」と、あらゆる持ち球を絶賛した。

 続けてゴームズGMは「基盤を築き、登板間隔に慣れれば、大きく成長するだろう」と、長期的な目線から佐々木を評価。帰国後にブルペンを視察した時の様子を振り返り、「前回登板で彼自身が課題だと感じたことを取り組んでいた。無限大の可能性を秘めているよ」と期待を寄せた。次回登板では、どのような投球を見せるのか。制球面での修正を含めて、佐々木の対応力が問われそうだ。(Full-Count編集部)