NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25ディビジョン3 第11節2025年3月29日(土)12:00 厚木市荻野運動公園競技場 (神奈川県)クリタウォーターガッシュ昭島 vs マツダスカイ…

NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25
ディビジョン3 第11節
2025年3月29日(土)12:00 厚木市荻野運動公園競技場 (神奈川県)
クリタウォーターガッシュ昭島 vs マツダスカイアクティブズ広島

クリタウォーターガッシュ昭島(D3)


今シーズンからキャプテンを任されているクリタウォーターガッシュ昭島の中尾泰星選手

ディビジョン3で3位のクリタウォーターガッシュ昭島(以下、WG昭島)は、神奈川県の厚木市荻野運動公園競技場で、首位のマツダスカイアクティブズ広島(以下、SA広島)と対戦する。両チームにとって、D2/D3入替戦進出に向けて重要な一戦となる。

「まずは、僕自身がキャプテンとしてプレーで体現していきたいです」

今季からキャプテンに就任した中尾泰星は、ここまでチーム最多の7トライを記録し、有言実行の活躍を見せている。『肩書が人を作る』と言われることが多いが、昨季と比較すると、大事な場面でのスティールも増えるなど、プレーでの成長も著しい。

「周りに掛ける声の量が増えたので、それによって僕が狙えるところが増え、得意なプレーをしやすくなったと思います」と好調の要因を語る一方で、キャプテンとしてチームを引っ張ってきた中尾は、57対13で大敗した第3節のSA広島戦が、チームが変わるきっかけになった試合だと振り返った。

「大敗しましたが、1対1のコンタクトの局面やディフェンスで我慢するところは、これまでやってきたことが間違っていなかったと思いましたし、WG昭島は自力があるんだと感じた試合でした」

このSA広島戦での大敗を境に中尾は自分たちが負けている理由を明確にし、コーチ陣とコミュニケーションを取りながら改善に努めた結果、チームは連勝を重ね、現在は3位に浮上している。そして迎えるD2/D3入替戦進出を左右するSA広島戦に向けて、いつも以上に強い覚悟をもって臨む。

「最初からゾーンに入れる気持ちで試合に入りたいです。レベルの高い試合になれば、ミスをしたほうが負けると思います。全員がここで取り切らないといけないと思ったら、ボールも落とさないと思います。最後は我慢勝負になると思いますが、100%のプレーを出し切りたいです」

キャプテンとして100%の力でプレーをする。チームのため、そして自分自身の成長のため、どんな場面でも全力を尽くす中尾の姿勢を見ているチームメートたちも、必ずや鼓舞されるはずだ。あとは、全員で勝利をつかみ取るだけだ。

(匂坂俊之)