9日のオープン戦でボーク宣告、YouTubeで不満表明 DeNAのトレバー・バウアー投手が、9日のオープン戦でボークを宣告されたことに怒りが収まらない。背景には日米でのルールの違いがあるのだが、自身のYouTubeで「人生で一番ばかげている…
9日のオープン戦でボーク宣告、YouTubeで不満表明
DeNAのトレバー・バウアー投手が、9日のオープン戦でボークを宣告されたことに怒りが収まらない。背景には日米でのルールの違いがあるのだが、自身のYouTubeで「人生で一番ばかげている」と不満をこぼした。
問題の場面は9日に京セラドームで行われたオリックス戦で、バウアーにとっては日本復帰登板だった。2回2死三塁から西野真弘内野手に初球を投じた際、球審からボークを宣告されて2点目を許した。
バウアーは両手を広げて「Why?」と不満をアピール。球審は「投球動作の変更によりボークを宣告しました」と説明したが、バウアーは明らかに苛立った様子。その後もピンチを招いたものの、なんとか立て直して3回を5安打2失点(自責点0)だった。
この場面について、バウアーは25日に自身のYouTubeチャンネルであらためて不満を表明。「これまで人生で判定された中で一番ばかげたボークをとられました」と言及した。
問題の場面でバウアーは、右足をプレートにつけて左足を前にした状態で静止し、そこからワインドアップの動作に入ったためボークを宣告された。直前にバウアーはセットポジションではなくワインドアップポジションで投げることを球審に伝えるジェスチャーをしていた。だがメジャーリーグとは異なり、日本では「投球動作の変更」の自己申告が認められていないため、この判定となった。
動画でバウアーは「どうやら日本では、球審に自分が振りかぶって投げると合図したとしても、そして毎回まったく同じように振りかぶって投げても、走者がいる場合は振りかぶって投げる際のセットの仕方がセットポジションとみなされるようだ」と、一応はルールの違いを理解した様子だ。それでも「私はこれまでどのリーグでもそういうルールでやってこなかった。1度も、どのレベルで野球をしていた時も。まったく新しいことでしたが、どうやらそういう理由でボークを取られたようです」と皮肉を込めた。
とはいえ開幕前に問題を認識できたことは、バウアーにとっては不幸中の幸いだっただろう。元サイ・ヤング賞投手が2年ぶりの日本で、どのような投球を見せてくれるのか注目だ。(Full-Count編集部)