東京世界陸上(9月)の男女マラソン代表の記者会見が27日に都内で行われた。女子は安藤友香(しまむら)、小林香菜(大塚製薬)、佐藤早也伽(積水化学)が選出された。会見には安藤と小林が出席。佐藤は所用により欠席となった。 小林は1月の大阪国際…

 東京世界陸上(9月)の男女マラソン代表の記者会見が27日に都内で行われた。女子は安藤友香(しまむら)、小林香菜(大塚製薬)、佐藤早也伽(積水化学)が選出された。会見には安藤と小林が出席。佐藤は所用により欠席となった。

 小林は1月の大阪国際女子マラソンで2時間21分19秒で日本人トップの2位。「早稲田大学ホノルルマラソン完走会」のサークル出身ランナーが大舞台への切符を手にした。「23年10月の(パリ五輪選考の)MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)を見てかっこいいなと思っていて、私はまだ大学生の市民ランナーでした。それから約2年で、まさか自分が日本代表のユニホームを着て走ることができるなんて、本当に信じられないような思いで、うれしく思っております」と自身も驚きのシンデレラストーリーとなった。

 日本代表に選出されたことには「ちょっとまだ実感はわいていないですね。昨日(26日)の発表を受けてからなかなか理解できていないんですけど、たくさんの方々から祝福の言葉をいただいて、一晩寝て、目が覚めて、現実なんだなと思っております」と語った。そんなニューヒロインは世界陸上の舞台を「あこがれ以上というか、そのようなものになりますね」と表現。「世界のトップランナーの方々と一緒に戦える機会ということで、本当に貴重だと思っております。後半の坂や暑さに負けず、たくさんの方の応援を借りて笑顔でゴールすることです」と抱負を語った。