OP戦は5試合で防御率0.00…カブス戦でも1回3K 日本野球機構(NPB)は28日、29日に開幕戦を迎える全12球団の出場登録選手を公示した。阪神のルーキーでは、ドラフト1位の伊原陵人投手に加えて、育成ドラフトで入団した工藤泰成投手が切符…
OP戦は5試合で防御率0.00…カブス戦でも1回3K
日本野球機構(NPB)は28日、29日に開幕戦を迎える全12球団の出場登録選手を公示した。阪神のルーキーでは、ドラフト1位の伊原陵人投手に加えて、育成ドラフトで入団した工藤泰成投手が切符を手にした。驚きの“出生街道”に「工藤くんシンデレラストーリーまっしぐらじゃん」「何で育成だったん?笑」とファンも騒然としている。
6か月の間にステップアップを重ねている。最速159キロを誇る23歳の工藤は秋田の明桜高、東京国際大を経て2024年に四国IL・徳島に入団。8勝を挙げて最多勝を獲得し、阪神から2024年の育成ドラフト1位指名を受けた。プロ入り時は鍛え上げれた筋肉と肩幅が話題を呼んで注目を集めると、キャンプや実戦でも快速球で圧倒していく。
オープン戦は5試合に登板して無失点、奪三振率12.27をマーク。3月7日に支配下選手登録されると、15日にはカブスとのプレシーズンゲームに登板し、アウト3つを全て三振で奪う快投を見せた。そして27日には開幕1軍も確定させ、育成ドラフトから成功への階段を着実にのぼっている。
工藤の開幕1軍を受け、ファンは感動と称賛を送った。「工藤泰成の育成指名→開幕前に支配下→開幕1軍は快挙すぎる」「工藤も育成からの開幕1軍やしすごい」「あの速球は観ていてワクワクするからなぁ」「この次はどんなストーリーになるのか期待大」「育成で残ってたの奇跡」といった反応や、「千賀ルートでメジャー行くんだろうな」などと、育成ドラフトからメジャー移籍を果たしたメッツ・千賀滉大投手に次ぐ“成功作”を期待する声もあった。(Full-Count編集部)