最速159キロ右腕の工藤も注目の存在となる(C)産経新聞社 27日、NPBの公示が行われ、各球団の開幕1軍メンバーが明らかになった。 新生藤川阪神ではフレッシュな顔ぶれが注目となっている。【動画】ベルーナドーム初登板の工藤は最速156キロと…

最速159キロ右腕の工藤も注目の存在となる(C)産経新聞社

 27日、NPBの公示が行われ、各球団の開幕1軍メンバーが明らかになった。

 新生藤川阪神ではフレッシュな顔ぶれが注目となっている。

【動画】ベルーナドーム初登板の工藤は最速156キロと安定の剛腕ピッチング

 開幕ローテ入りを勝ち取った門別啓人、富田蓮などに加え、育成ドラフト1位で入団しながら、キャンプ、オープン戦のアピールも実り、支配下となり、開幕1軍入りを果たした工藤泰成(四国アイランドリーグ・徳島)へも期待が高まっている。

 最速159キロ右腕は投げるたびに球威ある直球で周囲の驚きを呼んでいる。

 15日に行われたカブスとのプレシーズンゲームに7回から3番手で登板した工藤は1番のイアン・ハップへの初球にいきなり154キロを計測。東京ドームのファンから「おおー!!」と、どよめきが起きた。

 ハップに対してはフルカウントからフォークで空振り三振を奪うと、続く鈴木誠也には左前に運ばれるも、強打者のカイル・タッカーに対してはまたも154キロ直球で空振り三振に。

 その後、二死一、二塁のピンチを迎えるも最後は5番、マット・ショウとの対決に高めのストレートで空振り三振に。メジャーの強打者相手にも億すことなく、自慢のストレートで向かっていく姿勢は米メディアからも注目された。

 今春の実戦では自責点0と圧巻のピッチングを示し、見事開幕1軍入りを勝ち取った。

 一方、チームでは昨年も巨人に並び救援防御率が12球団トップと中継ぎ含め、投手陣の厚みが強みとされる。救援陣においてもバラエティ豊かな投手が揃う中で、果たして剛腕がどんな役割を担うのか。

 いざ開幕へ、背番号「24」のここからの快進撃を期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】名将・岡田が認め、カブス監督が唸った才覚 “衝撃的な春”を過ごした阪神・門別啓人に集まる「大化け」への期待

【関連記事】「左の高橋遥人が右になったような感じ」 藤川阪神で球界OBが注目する"隠し玉"  ブレイク必至な2年目投手の存在感

【関連記事】阪神 才木浩人、ドジャース相手に5回7奪三振無失点の圧巻ピッチング! 米メディアも反応「サイキをLA行きの飛行機に乗せるためにいくら支払う必要がある?」