東日本のプロボクシングジム会長などで構成される東日本ボクシング協会は27日、東京・文京区の後楽園飯店で理事会を開き、元世界フライ級&バンタム級王者のファイティング原田さん(本名・原田政彦)が会長を務めるファイティング原田ジムが一身上の都合…
東日本のプロボクシングジム会長などで構成される東日本ボクシング協会は27日、東京・文京区の後楽園飯店で理事会を開き、元世界フライ級&バンタム級王者のファイティング原田さん(本名・原田政彦)が会長を務めるファイティング原田ジムが一身上の都合により、3月28日付で退会することが報告された。原田さんは1962年10月に19歳で世界フライ級王座を獲得。65年5月には世界バンタム級王座を手にして日本人初の世界2階級制覇を達成した。1989年からは東日本ボクシング協会、全日本ボクシング協会(現・日本プロボクシング協会)の会長を務めた。
また、この日は2024年度最後の理事会。2月の理事会で、無投票で会長再任が決まった元WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王者・セレス小林こと小林昭司会長(セレススポーツジム会長)が会議後、取材に応じた。プロボクシングの発展やキッズ人口の増加、エアボクシング普及など成果を挙げた1期目に続き、3年の任期を任されることになった小林会長は「1期目ではほぼ、やりたいことができた。2期目ではボクシング人口の増加や協会員の資格など、ボクシング界全体が盛り上がるような仕組みを作っていきたい。世界チャンピオンはいるが、逆に4回戦の選手が減っている。プロテストを受ける人は減ってはいないが、試合をする人が減っているので、選手の数を増やしていければ。プロのジムを経営する魅力は、プロの選手を育てられること。そして勝つことが何よりの喜びだと思う。私も、岩佐亮佑が世界チャンピオン(IBF世界スーパーバンタム級王座)になって、何物にも代えがたい喜びを味わった。ボクシングは魅力のあるスポーツ。お金を払ってでも見たいと思えるように、その素晴らしさを伝えていきたい」と意欲を示した。