◇米国女子◇フォード選手権 presented by Wild Horse Pass 事前(26日)◇ワールウインドGC (アリゾナ州)◇6661yd(パー72)前週の国内ツアー「Vポイント×SMBC レディス」優勝から一夜明けた24日(…

◇米国女子◇フォード選手権 presented by Wild Horse Pass 事前(26日)◇ワールウインドGC (アリゾナ州)◇6661yd(パー72)
前週の国内ツアー「Vポイント×SMBC レディス」優勝から一夜明けた24日(月)、吉田優利は契約するデルタ航空のラウンジでもデザートプレートなどで祝ってもらった。サポートに報いる2年ぶりの優勝を届けられた喜び、改めて募る感謝の思い…。胸いっぱいで渡米し、主戦場に戻ってきた今、冷静な自分がいる。
後続に9打差の圧勝劇。振り返って突き詰めたいショットがあるのか、それともやっぱりいい優勝だったと思うのか――。「前者ですね」と即答した。「最終日が1アンダーだったんですけど、米国で戦っていたら(同じゴルフでは)優勝できていない気がして。そこはまだまだだなとは思いました」と続け、自分自身にさらなる向上を求めた。
昨年から戦いの場を移して体感したコースの難しさ、レベルの高さが満足することを許さない。国内での優勝は、5月の第1回リシャッフル突破がかかる米国での限定的な出場資格を変えてくれるものではないということも表情を引き締める理由のひとつだ。
とはいえ、2年目の挑戦にはっきりとポジティブな要素も感じている。別会場での「フォード選手権」がシーズン2試合目だったルーキーシーズンに対し、今季は今週で5試合目。2月「ファウンダーズカップ」に始まり、台湾、中国、日本とプレーを重ねてきた。「基本、試合をしている方がいいスイングをしているかなと思って、試合を増やしてみたりしている。それがうまくいっているのかな」
ボールの当て勘、コントロール、スピンの入り方といった部分でイメージも研ぎ澄まされ、ミスが許容範囲内に収まってくれている感覚がある。あとは、このフィールドで結果につなげること。それによって、手応えは自信へと変わっていくはずだ。(アリゾナ州チャンドラー/亀山泰宏)