「イースタン、巨人-オイシックス」(27日、ジャイアンツタウンスタジアム) 4月3日の中日戦(バンテリンD)で先発予定の巨人・田中将大投手(36)が、開幕前最後の実戦登板となった。 三回には先頭打者として、巨人移籍後では初の打席に。2球で…

 「イースタン、巨人-オイシックス」(27日、ジャイアンツタウンスタジアム)

 4月3日の中日戦(バンテリンD)で先発予定の巨人・田中将大投手(36)が、開幕前最後の実戦登板となった。

 三回には先頭打者として、巨人移籍後では初の打席に。2球でカウント0-2と追い込まれたが、3球目の変化球をファウルすると一塁側の巨人ベンチ内から「おお~っ」と歓声が起こった。

 続く4球目は142キロの直球をファウルすると、さらに巨人ベンチから「すごい!」と驚嘆の声が上がった。カウント2-2まで粘るが、最後は141キロの直球をフルスイングで空振り三振に終わった。打席で苦笑いを浮かべた。

 投球では5回を3安打1失点。先頭に一、二塁間を破られ右前打を許すと、犠打などで2死三塁に。4番・大川の打球は高くバウンドする三塁への適時内野安打となり、1点を先制された。5番の元阪神・高山は中飛に打ち取った。

 二回は1死後に中前打を許したが、次打者を注文どおりに投ゴロ併殺に仕留めた。三回以降は失策や四球で走者を背負ったが安打は許さなかった。五回は三者凡退に抑えた。

 その裏、1死一、二塁で第2打席に立ち、送りバントを試みたが投前に強く転がり三塁封殺で失敗。一塁に代走が送られて田中将がベンチに退いた。

 この日の打撃については「(楽天時代に)交流戦で経験はしていて。それを1年間シーズンでやっていかないといけない。いろんなシチュエーションを想定して準備はしていたので。開幕前に体験できてよかった」と振り返った田中将。第1打席の空振り三振後の表情については「いやーもう(笑)。最善を尽くすだけなんで(笑)。結果はわかんないですけど」と話した。