3月25日(現地時間24日、日付は以下同)。フェニックス・サンズはホームのフットプリント・センターでミルウォーキー・バックス…
3月25日(現地時間24日、日付は以下同)。フェニックス・サンズはホームのフットプリント・センターでミルウォーキー・バックスを迎えるも、試合時間48分間のうち31分40秒に渡ってリードを許す劣勢に。
第4クォーター残り1分22秒。カイル・クーズマの4ポイントプレーが決まり、サンズは2点(103-105)を追う展開になったのだが、残り26.0秒にケビン・デュラントの3ポイントシュートで逆転。
その後バックスはブルック・ロペスがフリースロー2本のうち1本を成功させ、106-106の同点に持ち込む。するとサンズはタイムアウト明けのポゼッションでデュラントに託すも、ヤニス・アデトクンボのファウルで再びタイムアウトを要求。次のポゼッションでデビン・ブッカーがサイドステップでロペスを交わし、決勝弾となるジャンパーを放り込み、最終スコア108-106で勝利を飾った。
サンズではデュラントがゲームハイの38得点3ブロックに8リバウンド5アシスト、ブッカーが19得点7リバウンド12アシスト、ライアン・ダンが12得点9リバウンド、ニック・リチャーズが10得点10リバウンドをマーク。
2月を3勝10敗と負け越していたサンズは、今シーズン序盤の7連勝以来となる4連勝と息を吹き返しつつあり、26日を終えてウェスタン・カンファレンス10位の35勝37敗。プレーオフへストレートインできる6位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(41勝31敗)とのゲーム差は6.0のため、残り10試合で6位まで順位を上げることは現実的に見て厳しい。
その一方、9位のサクラメント・キングス(35勝37敗)とゲーム差なしで、11位のダラス・マーベリックス(35勝38敗)とはわずか0.5ゲーム差。8位のミネソタ・ティンバーウルブズ(41勝32敗)とは5.5ゲーム差あることから、この先も勝利を重ねてプレーイン・トーナメント出場枠をキープしていきたいところ。
そんなチームで頼りになるのはブッカー。『Stathead』によると、 2016-17シーズン以降、第4クォーターあるいは延長残り3.0秒以内で最も多くの決勝弾を沈めたのはブッカーとニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)の7度。リーグで最も多くのクラッチショットを沈めている選手の1人と言っていい。
5年連続のプレーオフ出場を目指すサンズにとって、ブッカー、さらにはマッチアップ相手が誰であろうと容赦なくクラッチショットを沈めてしまうデュラントがいることは、レギュラーシーズン終盤戦を戦い抜くうえで心強いはずだ。
【動画】バックス対サンズ戦の終盤をハイライトで!