選抜高校野球大会は第9日の26日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で準々決勝があり、花巻東(岩手)は1―9で健大高崎(群馬)に敗れ、準優勝した2009年の第81回大会以来、16年ぶりの4強入りはならなかった。 花巻東・佐々木洋監督の試…

【健大高崎-花巻東】選手に指示を出す花巻東の佐々木洋監督=阪神甲子園球場で2025年3月26日、中川祐一撮影

 選抜高校野球大会は第9日の26日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で準々決勝があり、花巻東(岩手)は1―9で健大高崎(群馬)に敗れ、準優勝した2009年の第81回大会以来、16年ぶりの4強入りはならなかった。

 花巻東・佐々木洋監督の試合後の主な談話は次の通り。

花巻東・佐々木洋監督

 守備の時間が長すぎて、試合の流れをつかめないまま終わってしまいました。相手の先頭打者を塁に出し過ぎて無駄な四死球も絡み、守りから攻撃にリズムがつくれませんでした。

 <健大高崎・山田投手の先発は>

 おそらく山田君でくると思っていたので準備はできていました。

 <五回終了後のインターバルではどんな話を>

 万谷が死球で投げられなくなってしまったので、投手が代わっても粘り強く後半につなげていこうという話をしていました。もうちょっと(先発の)浅利で踏ん張りたいところだったんですけど、初回で流れに乗れませんでした。練習試合で(エースの)金野が打たれていたので、浅利と万谷で終わりたいところでした。

 <健大高崎の石垣投手が155キロ>

 大会ナンバーワン投手ですので、ここに向けてちゃんと調整してきている感じはしました。練習試合でも対戦していて、150キロ台のボールは投げていたので、うちのバッターも思ったより食らいついていたような感じがします。(新田が155キロを)振り負けないで打ったのは本当に立派だったと思います。

 <夏への課題>

 やはり120キロちょっとの変化球だと持っていかれてしまうので、もう少し投手のレベルを上げたい。バッティングは水物なので、先頭を抑えて守備からリズムをつくるという野球を改めて心がけなければならないです。