スイスの控訴裁判所は25日、国際サッカー連盟(FIFA)の元会長であるゼップ・ブラッター氏(89)と副会長だったミシェル・プラティニ氏(69)に対し、再び無罪判決を言い渡した。 両氏は2011年、200万スイスフランを不正に授受したとしてス…

スイスの控訴裁判所は25日、国際サッカー連盟(FIFA)の元会長であるゼップ・ブラッター氏(89)と副会長だったミシェル・プラティニ氏(69)に対し、再び無罪判決を言い渡した。

両氏は2011年、200万スイスフランを不正に授受したとしてスイス当局に起訴されていた。2022年に行われた一審では無罪となっていた中、検察が控訴していた。

しかし今回も裁判所は1998~2002年の間、ブラッター氏のためにプラティニ氏が行ったコンサルタント業務の報酬を巡る両氏の説明には一貫性があるとして不正授受には当たらないとした。

2015年に端を発したFIFA汚職事件から10年、FIFA会長選出馬の道が絶たれ、当時務めていた欧州サッカー連盟(UEFA)会長の座を奪われたプラティニ氏は、「迫害が終わった。今日、私の名誉が回復しとても幸せだ」とコメントした。