【WRC】第3戦 ラリー・ケニア(日本時間3月20〜23日)【映像】勝田、衝撃トラブル→激昂の瞬間 「ラリー・ケニア」を得意とする日本人唯一のフル参戦ドライバー、勝田貴元がアフリカの大地に翻弄され、タイヤバースト。不運なトラブルに怒りを露わ…
【WRC】第3戦 ラリー・ケニア(日本時間3月20〜23日)
「ラリー・ケニア」を得意とする日本人唯一のフル参戦ドライバー、勝田貴元がアフリカの大地に翻弄され、タイヤバースト。不運なトラブルに怒りを露わにする一幕があった。
勝田は、前戦スウェーデンで2位表彰台に上がって調子が上向いているうえに、「ラリー・ケニア」では3年連続表彰台を獲得するなど、この地と相性がいい。さらに、所属チームであるTGR-WRT(トヨタ)もこれまで「ラリー・ケニア」で4年連続優勝するなど、ファンからすれば非常に期待を持てる一戦となった。
デイ2までいくつかのアクシデントに見舞われながらも、22日のデイ3、SS14終了時点で総合4位をキープしていた勝田。SS15「エレメンタイタ」でさらに好結果を残そうと意気込んでいたが、またもトラブルに見舞われる。映像に勝田のマシンとトップとのタイム差が映し出されると、タイムはトップから32秒遅れとなっており、そして、走行中のマシンの右フロントタイヤにも違和感が見られた。
解説のピエール北川氏が「右のフロントタイヤ壊れてる」と気づき、勝田のマシンがタイトな右コーナーを曲がった瞬間、ホイールからタイヤがごっそり外れた。思わず北川氏も「ああ! タイヤ表面の部分が外れましたね」と漏らす。勝田はスピードを抑えてなんとかステージを完走したものの、フィニッシュラインを通過すると同時に、シフトレバーを叩き、怒りを露わにしている。
一連の流れを観ていた視聴者のコメント欄も、「えらい遅れだ」「勝田号ボロボロや」「何か壊れた?」「右前パンクしてない?」「タイヤとれた」「全然スピード出てねぇ」「ホイールで走ってる」「これサスペンションやばいぞ」と、期待が高かっただけに、驚きと心配の声が多く集まった。勝田は最終日まで表彰台争いを繰り広げたが、最終SSで無念の横転。何とか暫定5位でSSを走り切ったものの、サービスパークに戻れずリタイアに終わった。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)