復活を期す千賀は慎重に調整を続けている(C)Getty Images 今季、メッツの千賀滉大が開幕か先発ローテーションに名を連ねる。メジャー公式サイト『MLB.com』が、公式戦5戦目となる現地時間4月1日(日本時間2日)のマーリンズ戦で先…

復活を期す千賀は慎重に調整を続けている(C)Getty Images
今季、メッツの千賀滉大が開幕か先発ローテーションに名を連ねる。メジャー公式サイト『MLB.com』が、公式戦5戦目となる現地時間4月1日(日本時間2日)のマーリンズ戦で先発する見込みだと伝えた。
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千賀は開幕投手の期待も高まっていたものの、この報道を踏まえ先発陣5番手に位置付けられることとなった。だが登板日がどこであれ、昨季、故障に苦しんだ右腕が無事にシーズンを迎えることが何よりも朗報と捉えられる。
また、千賀の起用法については、球数制限を設けての登板となることを現地メディアが報じている。スポーツサイト『Sports Illustrated』が現地時間3月23日(同24日)、千賀の開幕ローテーション入りについてのトピックを配信。その中で、「メッツのコウダイ・センガは今シーズンの開幕に向けて健康な状態で臨めそうだが、序盤は長いイニングを投げることは無いようだ」として、マーリンズ戦では75球の制限で先発すると綴っている。
同メディアは、「メッツは春季キャンプ中、センガを非常に慎重に扱ってきた」と振り返っており、「彼は3度の登板でわずか9イニングしか投げていない。それでも、これらの登板では比較的良い成績を残しており、2失点(防御率2.00)、9奪三振、2四球と安定した内容を示した」と評価する。
その上で、「メッツがセンガの状態に慎重になっているのは、昨シーズンをほぼ失ったことを考えれば驚くことではない」と指摘。肩や上腕、ふくらはぎの故障により、年間を通して公式戦4試合の出場にとどまった2024年を回想し、今季は首脳陣による最大限の配慮の下、シーズンをスタートさせるものと説いている。
加えて同メディアは、「メッツは現在、すでに負傷者が相次いでいる先発ローテーションを支えるため、センガが健康な状態を維持し、2023年のような投球を見せてくれることを期待している」と綴るなど、12勝を記録したルーキーイヤーの再現を求めている。
千賀にとって、メジャー3年目は本格的な戦列復帰のシーズンとなり、心身とも好調を維持したまま開幕を向かえられるようだ。そして、千賀が常に実力通りのパフォーマンスを発揮することが出来れば、今年も秋の戦いまでメッツファンの熱狂が止むことは無いだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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