現役ドラフト移籍の吉田の覚醒が期待されている(C)産経新聞社 今季、新庄剛志政権下で悲願の優勝を目指す日本ハムでは、また新たなメンバーが戦いの輪に加わりそうだ。 注目となっているのは昨年12月に現役ドラフトでソフトバンクから移籍してきた吉…

現役ドラフト移籍の吉田の覚醒が期待されている(C)産経新聞社
今季、新庄剛志政権下で悲願の優勝を目指す日本ハムでは、また新たなメンバーが戦いの輪に加わりそうだ。
注目となっているのは昨年12月に現役ドラフトでソフトバンクから移籍してきた吉田賢吾だ。
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捕手登録ではあるが、ファースト、サードさらにはレフトの守備位置にもついており、ユーティリティー性の高い選手だ。
春季キャンプは1軍スタートだったものの、中盤にファームへ合流。ただ、チャンスをしっかりものにした。今月8日の中日とのオープン戦(エスコン)では、事前の練習内容の良さを認められ「7番・サード」で、オープン戦初出場。スタメンに抜擢されると、いきなり存在感を示した。
4打数4安打1打点と大爆発。翌日も進塁打を含む、3打数1安打と結果を残し、野球ファンに一躍、名前が知られた。当初は"お試し"予定が新庄監督のおめがねに叶い、そのまま1軍帯同を続けた。
その後も様々なポジションで守備につきながら打撃でもアピールを重ね、オープン戦は11試合に出場。打率・417、2打点。たくみなバットコントロールも評価され、自身初の開幕1軍は確実と見られている。
元々ソフトバンクでも打力が認められていたが、今春はわずかなチャンスを生かして、猛アピ―ル。自分の持ち味を示せたことが大きかった。
チームでは昨年も吉田と同じくソフトバンクから現役ドラフトで移籍してきた水谷瞬が交流戦の首位打者に輝くなど、ブレイク。今春の侍ジャパンの強化試合でもアーチをかけるなど存在感を示したが、開幕直前に左わき腹違和感を訴え、開幕は厳しい見通しとなっている。
勝負の世界ではライバルがいないときに場所を奪う必要がある。新庄監督は吉田の起用に関して、一塁、捕手を基本線としているが、どのような選手起用で勝ち星を積み上げていくかも注目となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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