「選抜高校野球・2回戦、浦和実8-2東海大札幌」(25日、甲子園球場) 浦和実(埼玉)が、2019年の筑陽学園以来6年ぶりに、初出場でのベスト8進出を果たした。 先発は大会初登板の背番号20・駒木根琉空投手(3年)。滋賀学園との1回戦で完…

 「選抜高校野球・2回戦、浦和実8-2東海大札幌」(25日、甲子園球場)

 浦和実(埼玉)が、2019年の筑陽学園以来6年ぶりに、初出場でのベスト8進出を果たした。

 先発は大会初登板の背番号20・駒木根琉空投手(3年)。滋賀学園との1回戦で完封勝利した石戸颯汰投手(3年)の疲労も考慮し辻川正彦監督(59)は「1と20は伝統的にうちのエース番号」と駒木根を送り出した。

 同点の三回に三島陽之介内野手(3年)が勝ち越し二塁打で援護すると、駒木根は4回2失点と十分なゲームメーク。五回からはエースがマウンドに上がり、この日も無失点。常連校を手玉に取った石戸は「いつも通り」と振り返る。

 八回にも適時三塁打で試合を決定づけた三島は1年時からの股関節痛や腰痛を抱えながら「試合に出れば言い訳できない」と自慢のバットで貢献した。かみ合う投打に“旋風”の予感を漂わせた。