「W杯アジア最終予選、日本代表0-0サウジアラビア代表」(25日、埼玉スタジアム) 米国とカナダ、メキシコで共催される2026年W杯北中米3カ国大会の最終予選で、すでに8大会連続の本戦出場を決めている日本代表はサウジアラビアに対して再三の…
「W杯アジア最終予選、日本代表0-0サウジアラビア代表」(25日、埼玉スタジアム)
米国とカナダ、メキシコで共催される2026年W杯北中米3カ国大会の最終予選で、すでに8大会連続の本戦出場を決めている日本代表はサウジアラビアに対して再三の決定機を作り出すもスコアレスドローとなった。最終予選は6勝2分けで無敗をキープ。勝ち点を20に伸ばした。
コンディション不良の三笘らに代え、バーレーン戦から6人のスタメン入れ替えで臨んだ日本代表だったが、キックオフの笛から試合の主導権を握った。
前半9分には初スタメンのDF高井幸大からMF田中碧、田中からボックス右に抜け出したFW前田大然にスルーパスを送り、最初の決定機が訪れたが、前田のシュートは枠右に直撃し、速攻の先制弾とはならなかった。
ただ、その後も圧倒的な日本ペースで試合は進む。サウジアラビアは5バックで後ろを固めてカウンターを狙ってきたが、日本は前線の選手も献身的な守備を見せて封殺。危なげなく試合を支配し、MF久保建英やMF中村敬斗がエリア外からのシュートを放ち、相手にプレッシャーをかけ続けたが、先制点が遠かった。
スコアレスでハーフタイムに突入。後半16分にはDF菅原由勢、MF久保に代えてMF伊東純也、MF堂安律を投入。同27分にはMF遠藤航、FW前田に代えて、MF旗手怜央、FW古橋亨梧を投入し、停滞した局面の打開を図った。同36分にはMF鎌田の縦パスからMF伊東が左足で振り抜いたが、枠上をかすめた。
結局、もどかしい展開は最後まで変わらず。日本は猛攻を見せながら、本戦出場へ執念を見せたサウジアラビアを上回れなかった。
試合後、森保監督は「選手たちが勝つことにチャレンジしてくれた。勝ちたかったが、(サポーターに)ゴールと勝利を届けたかった」と悔しそうに振り返りつつ「練習からオフザピッチのところも選手は緩まず、勝つ為にに準備してくれた。これから押し込んだ試合を、さらに圧力持って得点を奪えるようにさらに成長していかないといけない。所属チームで存在感を放って、レベルアップしてほしい。個々の成長がチームの成長に繋がる」と、期待を込めた。
W杯予選は残り2節。日本は6月5日に豪州戦(パース)、同10日にインドネシア戦(パナスタ)を残している。