<プロ・アマ交流戦:西武三軍4-1北海学園大> 25日◇オープン戦◇ CAR3219フィールド 昨年、西武からドラフト3位指名を受けた狩生 聖真投手(佐伯鶴城)がプロ入りしてからも成長を見せている。25日の北海学園大戦では、5回表から登板し…

<プロ・アマ交流戦:西武三軍4-1北海学園大> 25日◇オープン戦◇ CAR3219フィールド

 昨年、西武からドラフト3位指名を受けた狩生 聖真投手(佐伯鶴城)がプロ入りしてからも成長を見せている。25日の北海学園大戦では、5回表から登板した。

 しなやかな腕の振りから投げ込む常時140キロ〜145キロ(最速146キロ)の速球、鋭く曲がるカーブ、スライダー、チェンジアップを武器に5回はアウトをすべて三振に打ち取り、6回も2三振を奪い、計2回を投げて5奪三振と、北海学園大の打者陣を翻弄した。

 高校時代は森下 暢仁投手(広島)の恩師である渡邉 正雄監督から指導を受け、最速150キロ右腕へ成長した狩生はフォームやカーブを軸にする投球スタイルから「森下暢仁二世」と呼ばれていた。

 高校時代よりも明らかに球威が増しており、鋭く落ちるチェンジアップで北海学園大の打者から面白いように空振りを奪っていた。

 ストライク先行の投球ができて、直球のキレ、変化球のキレも非凡なものがあり、投球フォームもしなやかで申し分ない。現在、5位の篠原 響投手(福井工大福井)が150キロ台の速球を投げ、二軍戦でも3回、6奪三振の快投を見せているが、狩生も1年目から二軍での快投が期待される。