選抜高校野球大会は第8日の25日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で2回戦があり、東海大札幌(北海道)は初出場の浦和実(埼玉)に2―8で敗れ、10年ぶりの準々決勝には進めなかった。 東海大札幌・遠藤愛義(なるよし)監督の試合後の主な談…

東海大札幌の遠藤愛義監督=札幌市南区で2025年2月2日、貝塚太一撮影

 選抜高校野球大会は第8日の25日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で2回戦があり、東海大札幌(北海道)は初出場の浦和実(埼玉)に2―8で敗れ、10年ぶりの準々決勝には進めなかった。

 東海大札幌・遠藤愛義(なるよし)監督の試合後の主な談話は次の通り。

東海大札幌・遠藤愛義監督

 石戸投手が出てくる前に点の取れるところで取り切れなかったのが反省点。(1死二、三塁の好機を作った)四回裏の攻撃がポイントでした。

 (4失策は)自分たちの弱さが出てしまった。守備のほころびから大舞台では流れが相手に一気に行ってしまう怖さを感じた。キャッチボールから出直したい。

 駒木根投手がまさか先発してくるとは思っていなかった。石戸投手は非常にいい投手だった。右打者は内角の直球を狙っていくこと、左打者にはセーフティーバントを含め、踏み込んで肩口からの球を打っていくよう指示した。直球が特徴的だった。球が落ちない。対応するには2巡は必要。

 (5失点した八回の継投は)頭から矢吹にスイッチしてあげていれば。代えられなかったのが一番ですね。僕が一手を打てるか、打てないか。そこが全てだったかなと思います。

 矢吹が本調子でなく、いい球を投げ込んでいた高橋を引っ張った。最後はフォークが落ちなくなって、狙われて長打を打たれた。勝負は非常に難しいなと感じた。

 (相手打線について)非常に徹底しているチーム。一打席一打席、投手の特徴にあわせて配球を読んで対応している。頭を使った選手が多かった。一枚も二枚も上だった。自分の力量を分かって無理せずプレーしている。