<プロ・アマ交流戦:西武三軍4-1北海学園大> 25日◇オープン戦◇ CAR3219フィールド 今年、スカウトから注目度が高まっている北海学園大の156キロ右腕・工藤 泰己投手(4年=北海)。昨年のリーグ戦では6試合で3勝0敗の好成績を収め…
<プロ・アマ交流戦:西武三軍4-1北海学園大> 25日◇オープン戦◇ CAR3219フィールド
今年、スカウトから注目度が高まっている北海学園大の156キロ右腕・工藤 泰己投手(4年=北海)。昨年のリーグ戦では6試合で3勝0敗の好成績を収めている。
同大学は全日本大学野球選手権を目指し、3月中旬から関東遠征を敢行し、23日には巨人三軍と試合を行い、工藤の剛速球は巨人のトラックマンで158キロを計測。
多くのスカウトが詰めかける中、25日の西武三軍戦に先発した工藤は3回3奪三振被安打01失点の力投だった。立ち上がりは制球に苦しんで、走者をためたところからボークで1点を失ったが、2回、3回からまとまりはじめ、無失点に抑えた。
球場での最速は152キロ。編集部が持参したスピードガンでも最速152キロ、平均球速148.2キロだった。変化球は140キロを超えるスプリット、スライダーを投げ込み、その精度は高いものがあった。
試合後、工藤は「初回は緊張してしまい、思うような投球が出来ず悔しいです」と悔やんだ。
2回以降は1番澤田 遥斗外野手(1年目=京都国際)に対して内角ストレートで見逃し三振を奪ったり、3回も140キロのスプリットで三振を奪い、見せ場は作った。
「2回以降はアバウトながら、強いストレート、スプリット、スライダーをうまく投げられたと思います」と手応えを感じていた。
リーグ戦の開幕は5月。残り1ヶ月間でどれだけストライク率を高め、安定した投球ができるかが課題になる。
北海学園大は工藤のほかに、153キロ右腕・高谷 舟投手(4年=札幌日大)、144キロ左腕・木村 駿太投手(4年=札幌国際情報)、強肩強打の遊撃手・常谷 拓輝内野手(4年=札幌清修)はプロ志望。社会人野球のチームから関心も高い逸材だ。
【北海学園大投手陣の最速】スピードは編集部持参のスピードガンで計測
工藤 泰己投手(4年=北海)最速152キロ 平均球速148.2キロ
坪田 瑠衣登投手(4年=滝川西)最速140キロ
長内 陽大投手(2年=北海)最速132キロ
堀川 怜央(4年=札幌一)最速140キロ
木村 駿太(4年=札幌国際情報)最速140キロ