有薗直輝の1号2ランで日本ハムが勝利 日本ハムは鎌ケ谷スタジアムでヤクルトに4-3で勝利した。先発の北山亘基投手は、初回から2者連続三振を奪う上々の立ち上がり。以降は走者を出しながらも、後続を断ち得点は許さない。4回は再び3者凡退に抑え、4…

有薗直輝の1号2ランで日本ハムが勝利

 日本ハムは鎌ケ谷スタジアムでヤクルトに4-3で勝利した。先発の北山亘基投手は、初回から2者連続三振を奪う上々の立ち上がり。以降は走者を出しながらも、後続を断ち得点は許さない。4回は再び3者凡退に抑え、4回61球2安打4奪三振無失点でマウンドを降りた。

 打線は4回、連打で好機をつくると、若林晃弘内野手の適時打と、中島卓也内野手のスクイズで2点を先制する。7回には有薗直輝内野手が1号2ランを放ち、追加点を挙げる。

 5回からマウンドに上がった古林睿煬投手は、四球と安打でピンチを招くと、モイセエフ・ニキータ外野手に適時打を許し、1点を失う。それでも、以降は走者を1人も許さない投球。8回には3者連続三振に仕留めるなど、4イニングを最少失点に抑える好投を見せた。

 最終回は、清宮虎多朗投手が2つの四球と安打で無死満塁のピンチから、暴投で1点を許す。直後にも四球で再び無死満塁としたところで降板。代わって登板した上原健太投手も暴投で1点差まで詰め寄られるも、後続を打ち取り、4-3で試合は終了した。

 2番手の古林投手は4回59球3安打1四球4奪三振1失点の内容。打線は山縣秀内野手が公式戦初のマルチ安打をマークし、連敗を「3」でストップ、今季本拠地初勝利を挙げた。

ロッテが17安打11得点で快勝、オリックスは完封リレー

 ロッテは森林どりスタジアム泉で楽天に11-2で勝利した。先発は石川柊太投手。初回、先頭の小森航大郎内野手に二塁打を浴びると、野選で3塁へ進塁、犠飛で先制を許す。その後は落ち着いた投球を続けていたが、5回裏にワォーターズ璃海ジュミル内野手の適時二塁打で1失点。5回4安打1奪三振2失点(自責点1)でマウンドを降りた。

 打線は3回、宮崎竜成内野手と佐藤都志也捕手の連続適時打で逆転に成功。同点となった直後の6回には山本大斗外野手と池田来翔内野手にも適時打が生まれ、3点を勝ち越す。7回表にも茶谷健太内野手の2点適時打で、7-2と突き放した。

 さらに8回には宮崎がこの日2本目となる適時打を放つと、植田将太捕手、スティベン・アセベド外野手も続き3点を追加。9回にも1点を加え、計17安打11得点に。継投は6回から西村天裕投手、二木康太投手、坂本光士郎投手とつなぎ、9回裏は八木彬投手が締めた。

 打線はドラフト2位ルーキーの宮崎が3安打2打点を記録。山口、アセベドも3安打、山本は2安打をマークしている。先発した石川柊が5回2失点(自責点1)、リリーフ陣も危なげない投球で無失点リレーを見せた。

 敗れた楽天は、先発投手が4回途中5安打2四死球2失点の内容。リリーフ陣も失点が続き、試合をつくれなかった。打線は小森が三塁打、二塁打で2安打を記録した。

 オリックスは京セラドーム大阪で阪神に1-0で勝利した。先発したアンダーソン・エスピノーザ投手は走者を出しながらも要所を締めるピッチング。4回には2死から四球と安打で一、二塁とし、レフト前へ安打を浴びたが、ここは西川龍馬外野手の好返球により失点を阻止する。エスピノーザは4回4安打、2四球3奪三振無失点で降板した。

 打線は4回、西川が三塁打で出塁し、1死から麦谷祐介外野手の犠飛で先制する。救援陣は博志投手が5回表を無失点に抑えると、6回表は山田修義投手が満塁のピンチを招きながらも無失点。その後も東松快征投手、川瀬堅斗投手とつなぎ、最後は山崎颯一郎投手が抑えて試合終了。オリックスが完封リレーで勝利を収めた。打っては廣岡大志内野手、西川が2安打、麦谷が公式戦初打点を記録している。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)