J1連覇中の神戸は25日、第7節・鹿島戦(29日・カシマ)に向けて神戸市内の練習場で公開練習を行った。 練習に活気が戻ってきつつある。今季は2月8日のスーパー杯(広島戦・国立)から8連戦を戦って幕開けたこともあり、負傷者が続出。なかなか選…

 J1連覇中の神戸は25日、第7節・鹿島戦(29日・カシマ)に向けて神戸市内の練習場で公開練習を行った。

 練習に活気が戻ってきつつある。今季は2月8日のスーパー杯(広島戦・国立)から8連戦を戦って幕開けたこともあり、負傷者が続出。なかなか選手もそろわない中での超過密日程も戦い抜き、元気な姿を見せる選手が多くなってきた。この日はDF酒井高徳とDF本多勇喜が部分合流。本多は今週中には全体メニューをこなせるようになる見込みで、右縫工筋肉離れと診断されている酒井も瞬発系の別メニューもしっかりとこなし「(状態は)良好です」と笑った。頼れるサイドバック(SB)2人の復帰はすぐそこだ。

 吉田孝行監督も「人数もだいぶ増えてきたので、やっと競争ができてきていい雰囲気」と表情明るく話し、SB2人の状況に関しては「長く離れていたのですぐにというわけには難しいかもしれない。どこも(選手が)足りていなかったが、そこ(SB)が戻ってくるのは大きい」と歓迎した。

 12日にACLE敗退が決まった中、前節の湘南戦(16日・レモンS)で今季初白星を獲得した。チームとしても大きな1勝を挙げ、波に乗りたいところで立ちはだかるのが現在首位の鹿島だ。今季4勝1分け1敗に、ホーム26試合無敗のJリーグ最長記録も更新中。指揮官はその勢いを「全てにおいてバランスがいい」と警戒した上で、「最初勝ち点取れてなかったので、本当に1試合1試合が大事になる。その中で今首位の鹿島相手で、ましてやホームで負けてないということであればなおさらそこで叩けば自分たちはデカい」と気合を入れた。2009年の鹿島以来、史上2チーム目のリーグ3連覇へ向けアクセルを踏んでいく。