<センバツ高校野球:聖光学院7-4早実>◇25日◇2回戦聖光学院(福島)が早実(東京)を逆転で下し12年ぶりの8強入りを決めた。斎藤智也監督(61)は甲子園通算31勝目を挙げ、東北勢では竹田利秋監督(東北-仙台育英)を抜き最多となった。全国…

<センバツ高校野球:聖光学院7-4早実>◇25日◇2回戦

聖光学院(福島)が早実(東京)を逆転で下し12年ぶりの8強入りを決めた。

斎藤智也監督(61)は甲子園通算31勝目を挙げ、東北勢では竹田利秋監督(東北-仙台育英)を抜き最多となった。全国では14位タイ。また聖光学院は東京勢に甲子園で負けなしの5連勝となった(福島県税は同6連勝)。

0-3で迎えた4回、4番竹内啓汰外野手(3年)の適時二塁打やスクイズなどで3点を奪い同店。7回には4安打を集中し3点を勝ち越した。

先発の大嶋哲平(3年)は序盤3点を失ったが4回以降は1失点の好投で逆転勝ちを呼び込んだ。

早実はエース中村心大(3年)が4回3失点で降板。継投に入ったが聖光学院打線に勝ち越しを許した。16年ぶりの8強入りを逃した。

◆東京キラー 聖光学院が早実に勝ち、福島県勢は春夏通算で東京勢に6戦全勝。6勝のうち聖光学院が5勝を挙げている。東京勢に全勝の都道府県は岐阜県(6勝)と福島県だけ。

◆東北最多勝 聖光学院・斎藤智也監督(61)が、甲子園通算31勝目。東北勢の監督勝利数では竹田利秋監督(東北-仙台育英)の30勝を上回る単独最多。全国では14位タイ。

◆福島県勢の春8強 71、00年の福島商、13年の聖光学院に次いで12年ぶり4度目。聖光学院が13年準々決勝で敦賀気比に3-9で敗れるなど、過去3度の準々決勝は全て敗退。勝てば県勢初の春4強となる。