第101回箱根駅伝(1月2、3日)で2年連続8度目の優勝を果たした青学大の4年生が25日、東京・渋谷区の青山キャンパスで卒業式に臨んだ。4年間で3回、箱根駅伝を制した世代。主将の田中悠登は「原晋監督はいつも『念ずればかなう』と言っています…

 第101回箱根駅伝(1月2、3日)で2年連続8度目の優勝を果たした青学大の4年生が25日、東京・渋谷区の青山キャンパスで卒業式に臨んだ。4年間で3回、箱根駅伝を制した世代。主将の田中悠登は「原晋監督はいつも『念ずればかなう』と言っています。4年間で、それを学びました」と感謝した。

 大学卒業を機に引退し、地元の福井県のテレビ局「福井放送」にアナウンサーとして就職する田中は今年の箱根駅伝では9区で区間2位と力走し、優勝に貢献した。10区の小河原陽琉(1年)にタスキを託す瞬間「青山学院大学、トップでタスキリレー!」とセルフ実況したことは、箱根駅伝史に残る名場面となった。「4年間、短かった。ケガをしている時などは長く感じることもありましたが、今、終わって見れば、4年間、あっという間でした」としみじみと話した。

 4回箱根駅伝で快走し、3度優勝メンバーとなった太田蒼生は「4年間で陸上の楽しさを改めて知りました。これからも、それを忘れずに続けていきます」ときっぱり話した。卒業後はGMOインターネットグループ所属のプロランナーとなる。GMOインターネットグループのユニホームを着た「プロデビュー戦」は中国・上海ハーフマラソン(4月20日)となる。

 東京・町田市の選手寮で、文字通り、同じ釜の飯を食べた青学大ランナーたちは、これから、それぞれの道を走っていく。