【WRC】第3戦 ラリー・ケニア(日本時間3月20〜23日)【映像】泥沼酷道で38km/h超低速走行の瞬間 自然溢れる環境下で開催される「ラリー・ケニア」だが、競技3日目のSS15は、スタート直前とステージ途中から降り出した雨によって荒れた…

【WRC】第3戦 ラリー・ケニア(日本時間3月20〜23日)

【映像】泥沼酷道で38km/h超低速走行の瞬間

 自然溢れる環境下で開催される「ラリー・ケニア」だが、競技3日目のSS15は、スタート直前とステージ途中から降り出した雨によって荒れた展開となった。

 日本時間22日に行われたSS15「エレメンタイタ」は、見通しのいい広大な平原地帯を駆け抜ける過酷なグラベル(未舗装路)ステージ。細かなパウダー状の砂は、直前に降った雨のせいでグリップするのが難しいぬかるみへ変貌している。スタート地点にもぬかるんだわだちができており、ドライバーたちはわだちを避けるために車体を横にズラした状態からスタートしている。

 フォードのグレゴワール・ミュンスターは、グリップの低下している路面の影響で、序盤からスピードを上げることができない。中継ではスピードメーターが表示されるが、この時映し出された速度はなんと38km/h。“公道最速マシン”とは思えない低速だが、この泥沼路面では慎重さが重要になってくる。

 SS開始当初はくもっていた天気だったが雨が徐々に強くなり始め、コンディションがさらに荒れてゆく。後に走ったドライバーほどタイムを伸ばすことができず、基本的には暫定順位が下のドライバーから順に走っていくなかで、最終的にステージウィンを飾ったのは、なんと2番手でスタートした、今回がケニア初出走となるミュンスターだった。

 この低速ぶりと路面の荒れっぷりに対し、視聴者からは「草の上、走ってる」「田んぼやん」「めちゃ滑りそう」「道何処だよ」「まともに走れない」「やっと100キロ超え」「ノロノロ運転」「スピード出せねえよなこれw」などのコメントが集まった。

(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)