街中にあふれる大谷。そんな日本、東京の光景にメジャーリーガーたちも驚きを隠さなかった。(C)Getty Images 去る3月13日にドジャースの面々が来日してから話題沸騰となったMLBの開幕シリーズ。カブスとの開幕戦はわずか2試合、滞在期…

街中にあふれる大谷。そんな日本、東京の光景にメジャーリーガーたちも驚きを隠さなかった。(C)Getty Images

 去る3月13日にドジャースの面々が来日してから話題沸騰となったMLBの開幕シリーズ。カブスとの開幕戦はわずか2試合、滞在期間も6日間と長くはなかったが、日本列島のお茶の間は精鋭たちの一挙手一投足に酔いしれた。

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 まさに一大フィーバーが巻き起こった。そんな国際イベントにあって“主役”と言えるだけの存在感を放ったのが、ドジャース移籍後では初凱旋となる大谷翔平だった。23年12月に10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)というエポックメーキングな契約を締結して以来、「球界の顔」と言える存在となった偉才のパフォーマンスに日本は夢中になった。

 試合の舞台となった東京は街中が大谷一色。そう言って過言ではない状況だった。テレビを付ければ、ワイドショーが連日のように二刀流スターの近況をリポートし、街中には彼が映った広告があらゆるところに飾られた。

 ちょっと不思議な光景には、来日したメジャーリーガーたちも目を丸くする。米紙『USA Today』の取材に応じたカブスのジャスティン・スティールは「日本では彼(大谷)はどこにでもいる。ガソリンスタンド、ショッピングモールとか、本当にどこでも見かける」と回想。そして、「あれは大事件だよ。クレイジーだ」と強調した。

 さらに「まぁ広告とかはすごいんだと勝手に思っていた」というダンスビー・スワンソンも「実際、オオタニは本当にどこにでもいるんだよ」と驚嘆。その上で、日本における大谷の価値を推察している。

「日本での彼は僕らにとってのマイケル・ジョーダンみたいなものなんだと思った。彼を取り巻く熱狂と人気。そして人々が彼を一目見たいという欲求。とにかくすべてが、すごくクールだよね」

 米球界のスターたちも目を見張る大谷の存在感。それは歴史的な活躍を続ける二刀流スターの稀有さを物語る一例だとも言えそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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