箱根駅伝初出場を目指す麗沢大のアドバイザーとして、大東大OBで1996年アトランタ五輪男子マラソン日本代表の実井謙二郎氏(56)が就任することが24日、分かった。実井氏は1990、91年の箱根駅伝で大東大のエースとして優勝に貢献した。主に…
箱根駅伝初出場を目指す麗沢大のアドバイザーとして、大東大OBで1996年アトランタ五輪男子マラソン日本代表の実井謙二郎氏(56)が就任することが24日、分かった。実井氏は1990、91年の箱根駅伝で大東大のエースとして優勝に貢献した。主にケニア人選手担当を務める。また、コーチに東洋大OBで2004年箱根駅伝2区区間賞の三行(みつゆき)幸一氏(43)が就任する。
麗沢大は25年度から、山川達也前監督(40)=現芝浦工大コーチ=に代わり、大東大OBの池谷(いけがや)寛之新監督(49)が率いる。麗沢大は18、19年の箱根駅伝予選会で2年連続で次点となったが、24年の予選会は17位で敗退。学内では悲願の初出場に向けて監督交代を決断。大東大時代に3度箱根駅伝に出場し、ホンダ時代には5000メートルで日本歴代7位(当時)の13分25秒72を記録するなどトップランナーとして活躍した池谷新監督が招聘(へい)された。
24年度のチームから関東学生連合で箱根駅伝出場経験を持つ鈴木康也(4年)、工藤大和(4年)らが卒業するが、24年度の箱根駅伝予選会チーム上位10人のうち6人は3年生以下。24年度の予選会は個人142位のケニア人留学生ネイヤイ(3年)は23年度の予選会は個人7位の実績がある。初出場のチャンスは残されている。
実井アドバイザー、三行コーチはいずれも箱根路で活躍した経験を持つ。池谷新監督は「この体制で、箱根駅伝出場を実現させます」と力強く話した。
◆麗沢大 2004年に同好会としてスタート。06年に陸上競技部に昇格。箱根駅伝予選会には同好会時代の05年に初挑戦し、22位。同年度の06年に関東学連選抜の一員として伊藤文浩が麗沢大初の箱根駅伝ランナーとなった(8区9位)。練習拠点は千葉・流山市。