日本代表MF堂安律(フライブルク)が、サウジアラビア代表戦へと意気込みを語った。 20日に埼玉スタジアムで行われたバーレーン代表戦では鎌田大地、久保建英のゴールで2-0と勝利。これにより、8大会連続8度目のW杯出場が決定。史上最速でのW杯出…
日本代表MF堂安律(フライブルク)が、サウジアラビア代表戦へと意気込みを語った。
20日に埼玉スタジアムで行われたバーレーン代表戦では鎌田大地、久保建英のゴールで2-0と勝利。これにより、8大会連続8度目のW杯出場が決定。史上最速でのW杯出場決定となり、今大会ではアメリカ、カナダ、メキシコの開催国を除いては世界最速での出場権獲得となった。
25日にはサウジアラビアとの一戦を控える日本。上田綺世(フェイエノールト)、守田英正(スポルティングCP)が離脱した上、長友佑都(FC東京)、三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)がコンディション不良となり前日練習に姿を見せなかった。
“最高の景色”である「W杯優勝」に向けた第一歩を踏み出すこととなる日本。背番号10を背負う堂安は、改めてW杯出場が決まったことについて「嬉しさというよりもホッとした、少し肩の荷が下りた気持ちだったと思います」とコメント。ただ、すでに目線は前を向いており「ここからは新しいフェーズに入ってくると思います」と、残り1年3カ月での強化に向かっているようだ。
ただ、目標に向けては気を引き締めてやっていくことに。サウジアラビア戦が第一歩となるが「最速で決められたってことはどの国よりも一番長くW杯に向けて準備ができる。最終予選は少し緊張感があるので、あんまりリスクを冒さなかったり、トライできなかったところが正直あった。そこはちょっと思い切って、日本を背負って戦う以上、勝つことを第一にしながら、少しチャレンジ精神をいつもより深めてもいいかなと思います」と、この先はチャレンジすることも増えていくだろうとした。
ウイングバックという日本代表では新たな役割を最終予選で担っている中で、7試合中6試合に先発出場。ここまでゴールはない状況でアシストも1。ただ、守備面ではチームに大きく貢献している。
「個人的にはもちろん、もっとゴールに絡みたかったっていう気持ちがある」と語る堂安は、この先は少しエゴも出していきたいとした。
「チームとしてやらなくちゃいけない最大限の規律を守りながらも、攻撃で自分の良さをどうやってチームに浸透させていくかは最終予選の1つの課題でした」
「ただ、最終予選中に意見を言いすぎてガラッと変えてしまうとチームの軸が壊れるし、バランスを見ながらやってきた。多少、自分のわがままって言ったら言い方が悪いですけど、エゴも多少出せるようになるんじゃないかと思います」と、チャレンジの1つとしてより貪欲さを出していきたいとした。
それでもチームとしての成長は重要なこと。「チームとしての戦術を守りながら、最終予選の厳しさも分かっているので、多少自分のわがままを捨ててでもチームのためにやってきた中でもちろん葛藤はありました」と葛藤を明かしつつ、「バランスを見ながら多少自分のエゴを出せるように、チームの戦術を落とし込めるように意見できたらなと思います」と、しっかりとチームが目標に向かうための意見は言っていくとした。
サウジアラビア戦は25日の19時35分キックオフ。埼玉スタジアム2002で行われ、テレビ朝日系列で地上波生中継。DAZNでもライブ配信が行われる。