<センバツ高校野球:広島商6-2東洋大姫路>◇24日◇2回戦東洋大姫路(兵庫)が広島商との地区王者対決に屈し、8強入りを逃した。初戦の壱岐(長崎)戦で8回無失点と好救援した木下鷹大(ようた)投手(3年)が先発も、2回に守備のミスが重なり満塁…

<センバツ高校野球:広島商6-2東洋大姫路>◇24日◇2回戦

東洋大姫路(兵庫)が広島商との地区王者対決に屈し、8強入りを逃した。初戦の壱岐(長崎)戦で8回無失点と好救援した木下鷹大(ようた)投手(3年)が先発も、2回に守備のミスが重なり満塁で適時三塁打を浴びるなど一挙6失点。岡田龍生監督(63)は「完全なミスで点を取られた。自分らがやってきた野球と全然違う野球をしてしまった」と悔やんだ。

優勝候補の一角に挙がっていたが、アクシデントが重なった。初戦でプロ注目のエース阪下漣投手(3年)が「右肘の張り」で1回で降板。この日は3番を打つ高畑知季内野手(3年)が体調不良のためベンチ外となっていた。エースと中軸の欠場が痛手となった。

阪下は「この負けは自分のせい」と悔しがった。初戦の翌日21日に病院の診察を受け、右肘靱帯(じんたい)の損傷と診断を受けたという。「全治としては夏には間に合うような感じ。夏に最高のパフォーマンスができるように取り組んでいくしかない」と力を込めた。