2025年春の第97回選抜高校野球大会(センバツ)第8日は25日、2回戦最後の3試合が予定され、ベスト8が出揃う。第1試合 エナジックスポーツ(沖縄)-智弁和歌山(和歌山) 初戦で100球以内での完封「マダックス」の投球を見せた智弁和歌山の…
2025年春の第97回選抜高校野球大会(センバツ)第8日は25日、2回戦最後の3試合が予定され、ベスト8が出揃う。
第1試合 エナジックスポーツ(沖縄)-智弁和歌山(和歌山)
初戦で100球以内での完封「マダックス」の投球を見せた智弁和歌山の右腕エース・渡邉 颯人投手(3年)と、エナジックスポーツの「ノーサイン野球」の対決。初戦で4安打と快足を披露した1番・イーマン 琉海内野手(3年)と渡邉の対決が、勝敗を分けるカギにもなる。智弁和歌山の152キロ右腕・宮口 龍斗投手(3年)の登板にも期待がかかる。智弁和歌山は2019年以来、6年ぶりの8強を目指す。
第2試合 早稲田実(東京)-聖光学院(福島)
高松商(香川)との伝統校対決を制した早稲田実と、初戦で延長12回タイブレークの末の激戦を制した聖光学院。先発が予想される両左腕の出来が勝敗を分けそう。最速146キロの直球でグイグイ押す早稲田実の中村 心大投手(3年)に対して、最速は130キロに満たないが、変化球のキレと制球力で勝負する聖光学院・技巧派の大嶋 哲平投手(3年)。対照的な2人が、初戦同様の好投を披露できるか。早稲田実は2009年以来16年ぶり、聖光学院は2013年以来12年ぶりの8強を目指す。
第3試合 浦和実(埼玉)-東海大札幌(北海道)
春夏通じて初の甲子園で初勝利と波に乗る浦和実と、9回逆転劇で10年ぶりのセンバツ勝利を飾った東海大札幌の対決。どちらも初戦で勢いをつけたチーム同士の対戦となった。初戦で6安打完封劇を見せた浦和実の変則フォーム左腕・石戸 颯汰投手(3年)を、東海大札幌打線がどう攻略するかが勝敗を分ける。東海大札幌の1番から5番までの4人の右打者との勝負がカギになる。東海大札幌が準優勝した2015年以来の8強入りをかける。