プロボクシングの大橋ジムとDANGANジムが24日、都内で会見し、5月27日に東京・後楽園ホールで「フェニックストーナメント/アジアヘビー級チャレンジカップ」の1回戦8試合を行うことを発表した。ヘビー級の4回戦選手が、優勝賞金1000万円…
プロボクシングの大橋ジムとDANGANジムが24日、都内で会見し、5月27日に東京・後楽園ホールで「フェニックストーナメント/アジアヘビー級チャレンジカップ」の1回戦8試合を行うことを発表した。ヘビー級の4回戦選手が、優勝賞金1000万円を懸けて争う。7月に2回戦、9月に準決勝、11月に決勝が行われる予定。
トーナメント出場16選手中11選手が会見に出席。身長192センチの大沼ケン(角海老宝石)は、名門・帝京高サッカー部のFWだったが、高校時代は故障が重なりほぼ試合には出場できなかった。大学進学後、友人に誘われてボクシングを始めた。まだ競技歴1年ほどだが、「武器であるスタミナを生かして、ジャブ、ストレートで相手を倒す。全試合納得する内容で勝ちたい」と話した。
高山秀峰(スパイダー根本)は、出場選手中2番目に多いプロ5戦(4勝3KO1敗)のキャリアを持つ。優勝賞金1000万円の使い道を問われ「将来行われる井上尚弥チャンピオンの一番高い席を買うために貯金しておいて、その時に使いたい」と答え、会場を沸かせた。
大橋ジムの大橋秀行会長は「ヘビー級で世界チャンピオンになれば、1000万円どころか何百億円と稼げる本当に夢のある階級。この大会をきっかけに他の格闘技、他のスポーツ選手にも集まってきてもらって、もっともっとヘビー級が盛り上がれば」と期待。DANGANジムの瀬端幸男会長は「アジアの大会なので、優勝者にはチャンピオンのベルトも作る。トーナメントだけだとこれで終わってしまうが、ベルトを作ることでアジアのヘビー級も盛り上がると思う」と話し、将来的にはクルーザー級、ライトヘビー級、スーパーミドル級でも同様の取り組みを行う意向を示した。
トーナメント出場選手…大沼ケン(角海老宝石)、松田尚之(ARITOMI)、武中秀武(大鵬)、高山秀峰(スパイダー根本)、イケメンディーケイ(スパイダー根本)、ロン・ウィルバーン(レイスポーツ)、中野ムーサ(DANGAN)、下プー毅(ナックルスポーツ)、ヤン・バクス(八王子中屋)、アンドリュー竹原ジュニア(M・T)、フセイン・ロットフロ(天熊丸木)、星龍之介(大橋)、筒井涼太(パンチアウト)=ほか外国人3選手が参戦予定