◆プロボクシング▽IBF世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 アンヘル・アヤラ―矢吹正道(29日・愛知県国際展示場) IBF世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王者でもある矢吹正道(LUSH緑)が24日、名古屋市内の所属…

◆プロボクシング▽IBF世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 アンヘル・アヤラ―矢吹正道(29日・愛知県国際展示場)

 IBF世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王者でもある矢吹正道(LUSH緑)が24日、名古屋市内の所属ジムで練習を公開した。

 矢吹はライトフライ級王座を保持したまま、IBFフライ級王者アンヘル・アヤラ(24)=メキシコ=に挑戦。勝てば、日本人初の快挙となる。「順調にきている。勝たないと先がない。勝つことしか考えられない」と力を込めた。

 矢吹は昨年10月12日に愛知県国際展示場で王者シベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)を9回TKOで下し、IBF世界ライトフライ級王座を獲得。減量苦もあり、フライ級に進出した。

 13日には、WBC&WBA世界フライ級王座統一戦でWBC王者・寺地拳四朗=BMB=が、WBA王者・ユーリ阿久井政悟=倉敷守安=を最終12回に逆転TKOで下し、史上3例目の日本人同士による王座統一戦を制したばかり。矢吹は「フライ級は強い選手、(日本人の)チャンピオンもいる。フライ級でもチャンピオンになって、面白い展開になれば」と笑みを浮かべた。

 戦績はアヤラが18戦18勝(8KO)。矢吹が21戦17勝(16KO)4敗。