◆プロボクシング ▽ウエルター級(66・6キロ以下)8回戦 田中空―アドール・トーレス(25日、東京・後楽園ホール) 「ハマのタイソン」の異名を持つ田中空(大橋)が24日、東京・文京区の東京ドームシティ内で行われた前日計量に臨み、規定体重か…

◆プロボクシング ▽ウエルター級(66・6キロ以下)8回戦 田中空―アドール・トーレス(25日、東京・後楽園ホール)

 「ハマのタイソン」の異名を持つ田中空(大橋)が24日、東京・文京区の東京ドームシティ内で行われた前日計量に臨み、規定体重から200グラム軽い66・4キロで一発クリアした。対戦相手のアドール・トーレス(フィリピン)はリミットの66・6キロだった。

 戦績は23歳の田中空が2戦2勝(2KO)、30歳のトーレスが12勝(8KO)6敗1分け。

 計量後、取材に応じた田中空は「体調はバッチリで結構よく仕上がった。スパーリングもいい感じでできました」と手応えを口にした。対戦相手とは初対面で「優しそうな感じだった」という印象を口にしたが、試合となれば「1ラウンドから打ち合いになる」と気を引き締めた。アマチュア5冠の勲章をひっさげ、2024年6月にプロデビューした田中空。初陣で初回TKO勝ちを納めると、10月の2戦目でも2回TKO勝ちとハードパンチャーぶりを発揮。日本ウエルター級ランキングで14位だけではなく、東洋太平洋でも同級10位にランクインした。今年は決められた試合に勝ち付け、ランキングアップ、さらにタイトルに挑戦できればという思いを描く。「ここはしっかり勝って、アピールしたい」とハマのタイソンは拳に力を込めていた。