◆プロボクシング ▽フェザー級(57・1キロ以下)10回戦 清水聡―阿部麗也(25日、東京・後楽園ホール) 2012年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで元東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者の清水聡(大橋)が25日、同級…
◆プロボクシング ▽フェザー級(57・1キロ以下)10回戦 清水聡―阿部麗也(25日、東京・後楽園ホール)
2012年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで元東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者の清水聡(大橋)が25日、同級10回戦で世界挑戦経験もある世界ランカーの阿部麗也(KG大和)と対戦する。24日は都内で前日計量を行い、両者ともにリミットより100グラム軽い57・0キロでパスした。
生き残りをかけたサバイバルマッチだ。13日に39歳になった清水は、23年7月にWBO世界フェザー級タイトルマッチで王者ロベイシ・ラミレス(キューバ)に5回TKOで敗れて以来、1年8か月ぶりにリングに上がる。「減量も久しぶりだったが、早めに始めていたのでスムーズに落ちた。今までで一番いい減量だった。コンディションは前回よりいいと思う」と手応えを語った。
アマチュア時代に所属していた自衛隊体育学校にも出稽古に通った。スピードのあるアマチュア選手とスパーリングを行うなど「手や足の位置を試行錯誤しながら練習してきた」という。
世界ランカーの阿部に勝てば、再び世界挑戦への道も開けてくる。「自分のベストな動きをすることが一番。明日は自分への挑戦なので、悔いの残らないように頑張ります」と静かに闘志を燃やした。
25日に32歳の誕生日を迎える阿部は、WBAとIBFで10位、WBCで12位につける。昨年3月にIBF世界フェザー級タイトルマッチで王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)に挑むも8回TKO負け。再起戦となった昨年10月のノンタイトル10回戦で判定勝ちし、今回が再起2戦目となる。
「スパーリングもコンスタントにできたし、ケガもなく体重も作れた。バッチリです」と好調をアピール。「清水さんの強打が当たる中途半端な距離感で見合わないように、動いて的を絞らせないようにしたい」と勝負のカギを挙げ、「サイコーの誕生日にします」と力強く語った。
戦績は清水が11勝(10KO)2敗、阿部が26勝(10KO)4敗1分け。
興行はLeminoでライブ配信される。