3月23日にオープン戦の全日程が終了し、日本ハムが15年ぶりの勝率1位となった。もちろん非公式戦であり表彰などはないが、新庄剛志監督体制となってから初の勝率1位でもある。 昨年はソフトバンク、一昨年はオリックスがオープン戦で勝率1位となり、…

3月23日にオープン戦の全日程が終了し、日本ハムが15年ぶりの勝率1位となった。もちろん非公式戦であり表彰などはないが、新庄剛志監督体制となってから初の勝率1位でもある。

 昨年はソフトバンク、一昨年はオリックスがオープン戦で勝率1位となり、そのままリーグ戦も制しており縁起が良い。その勢いのままリーグ戦優勝を狙いたい。

 そんなオープン戦で勝率1位となった球団は、ソフトバンクやオリックスのようにリーグ戦でも好成績を残しているのだろうか。一方で、最下位となった球団はリーグ戦でも同様に低迷していたのだろうか。2015年から2024年の10年間を振り返る。ただし、新型コロナウイルスの影響で6月開幕となった2020年は除外している。

 2020年を除く9シーズンで、オープン戦の勝率1位となったのは計10球団。そのうちリーグ戦も制したのは前述の2球団、そして2015年のソフトバンクを含めた3球団だった。パ・リーグの球団が勝率1位となったのは5回あり、そのうち3回がリーグ優勝につながっている。日本ハムにとってはかなりの吉兆データだ。

 一方で最下位となった球団はどうだろうか。オリックスは2016年以来9年ぶりの最下位。その2016年はリーグ戦でも振るわず最下位に終わっている。しかし、最下位から巻き返したケースもある。2021年と2022年のヤクルトがそれに該当する。ただし、2015年以降でオープン戦最下位となったパ・リーグの球団はいずれもBクラス。さらにいうと5位以下に沈んでいる。オリックスは悪い流れを断ち切りたいところだ。

 もちろんオープン戦とリーグ戦は全くの別物だ。主力が早めに交代し、リードしていても勝ちパターンの投手が登板するとは限らない。とはいえ、2年連続でオープン戦で優勝した球団がリーグ戦を制しているのもまた事実。果たして今年の日本ハムはどのような順位に終わるのだろうか。