「選抜高校野球・2回戦、西日本短大付11-5山梨学院」(24日、甲子園球場) 甲府の大谷2世がついに甲子園でベールを脱いだ。山梨学院・菰田陽生投手(2年)が2-8と劣勢の五回、4番手としてマウンドに上がると先頭の湯山を遊ゴロ、2人目の小川…
「選抜高校野球・2回戦、西日本短大付11-5山梨学院」(24日、甲子園球場)
甲府の大谷2世がついに甲子園でベールを脱いだ。山梨学院・菰田陽生投手(2年)が2-8と劣勢の五回、4番手としてマウンドに上がると先頭の湯山を遊ゴロ、2人目の小川に対してはカウント1-2からの4球目(ファウル)、そして5球目(ボール)と続けて152キロをマークし、球場が大きなどよめきに包まれた。
天理との1回戦では一塁手に専念、5打数2安打とバットで勝利に貢献も「憧れの場所」とマウンドに上がる瞬間を待ち焦がれていた。
そして、そのマウンドに。194センチの長身から投げ下ろす快速球。自身の「気持ちもアガって、強く投げられた」と150キロ台を連発した。
甲子園デビューマウンドは、3回を9人で片付ける文句なしの快投だ。2年春の球速としては13年の安楽(済美)、今大会の織田(横浜)に並ぶ最速タイ。昨年秋から6キロ増しという急激な成長曲線を描いた。
大谷翔平に憧れる一方、将来は「日本のプロ野球で力をつけていきたい。二刀流で」というプランを持つ。実現のためまずは「3年夏に160キロを出したい」と菰田。高校球界の、大注目選手に躍り出た。