「邪道」大仁田厚(67)が4月13日に山梨県甲斐市で開催されるイベントで2000年に亡くなった山梨市出身の名レスラー・ジャンボ鶴田さん(享年49)の没後25周年追善セレモニーを行うことが24日分かった。 甲斐市の梅の里クラインガルテンで行…

 「邪道」大仁田厚(67)が4月13日に山梨県甲斐市で開催されるイベントで2000年に亡くなった山梨市出身の名レスラー・ジャンボ鶴田さん(享年49)の没後25周年追善セレモニーを行うことが24日分かった。

 甲斐市の梅の里クラインガルテンで行われる「GET THE GLORY~イジメヲ爆破セヨ~」(主催・シアタープロレス花鳥風月)は地元のキッズダンス教室とプロレスがタッグを組み、「子どもたちに夢を追いかけることの素晴らしさ」と「イジメは絶対にダメ!」というメッセージを込めたイベントで観戦は無料。主催者サイドが鶴田さんの家族に承諾を得た上で今年没後25年となった鶴田さんをしのぶセレモニーを大会内で行う形となる。

 メインイベントの電流爆破プロレスに参戦する大仁田は「山梨県には全国のプロレスファンを熱くさせたジャンボ鶴田という偉大なレスラーがいたことを今の子どもたちに知ってもらえる機会になる。こんなすごい人が山梨にいたんだ。俺たちも頑張ろうって思ってくれたらいいな」と話すと、全日本プロレス時代の大先輩・鶴田さんについて「鶴田さんはプロレス界に新しい風を吹き込んだ人。レスラーとしても規格外のすごさだった。あの体格で多彩なスープレックス。プロレスのセンスもレベル違いだった」と回顧。

 「鶴田さんと(東京・)砧の(全日の)合宿所で一緒にちゃんこ鍋を食べたり、会場まで車に乗せてもらったり、練習の前なのに立ち食い蕎麦(そば)も食べに行ったなあ」と、しみじみ振り返ると「相撲出身の先輩が多い中、鶴田さんはまったく違うたたずまいだった。後輩も人間扱いしてくれたし、飄々(ひょうひょう)としてお茶目なところもあった。たまにギターを弾きながら歌ったりね。俺はそんな鶴田さんが好きだった」と話していた。