女子サッカーなでしこリーグ2部のFCふじざくら山梨は23日、富士吉田市の富士山の銘水スタジアムでのホーム開幕戦で、VONDS市原FCレディースと対戦し、1―1で引き分けた。16日のアウェーでの開幕戦には勝利しており、通算成績は1勝0敗1引…
女子サッカーなでしこリーグ2部のFCふじざくら山梨は23日、富士吉田市の富士山の銘水スタジアムでのホーム開幕戦で、VONDS市原FCレディースと対戦し、1―1で引き分けた。16日のアウェーでの開幕戦には勝利しており、通算成績は1勝0敗1引き分けの勝ち点4となった。
山梨は前半25分に守備の要、DF加村ななみが負傷で交代。押し込まれる中、前半35分、MF菅百花の後方からのパスを、FW山本菜桜美が右足のボレーで相手ゴールに流し込み、先取点を挙げた。これが山梨の前半唯一のシュートだったが、1―0でリードして折り返した。
後半5分、市原のMFに頭で決められ、同点に。この後も守りに費やす時間が長かったが、今季に入って2試合続けて先発出場したGK米沢萌香が、広い守備範囲で相手のクロスやCKに対応。追加点を許さず、引き分けに持ち込んだ。
試合後、田口友久監督は「相手のプレッシャーにびびってしまった部分があった。攻撃では、ボールをもっと横に動かしたい」と話した。
山梨は今季からホーム戦を有料化し、この日は738人の観客が入場した。また、スタジアム周辺は先週の降雪で約20センチの積雪となり、試合が可能か、危ぶまれたが、クラブの呼びかけに応じたサポーターらが雪かきをして、開催にこぎつけた。
次節は30日、アウェーでディオッサ出雲FCと対戦する。(三宅範和)