サッカーの愛媛FCは23日、明治安田J2をホームで札幌と戦い、1―2で逆転負けした。今季初勝利はならず、最下位を脱出できなかった。 試合開始から高い位置で相手に当たり、自陣に攻め込ませない。9分、クロスのこぼれ球を森山公弥選手が左足で右隅…

 サッカーの愛媛FCは23日、明治安田J2をホームで札幌と戦い、1―2で逆転負けした。今季初勝利はならず、最下位を脱出できなかった。

 試合開始から高い位置で相手に当たり、自陣に攻め込ませない。9分、クロスのこぼれ球を森山公弥選手が左足で右隅に決めて先制した。

 攻撃も積極性を見せた。甲田英将選手や谷本駿介選手が果敢にミドルシュートを放ち、森山選手はゴールキーパーの隙を突いた40メートルロングシュートを試みた。

 前半終盤に追いつかれたが、後半に入っても積極性は失わなかった。短いパスで相手を崩してゴール前へ進入。田口裕也選手や藤原悠汰選手が足を振ったが、ネットは揺れない。37分、相手のサイドからの速攻に屈して2点目を許した。

 3試合連続の逆転負け。試合後、石丸清隆監督は「今がどういう試合状況なのか、ピッチの中でしゃべれる選手が見当たらない」。森山選手は「苦しい状況だが、バラバラにならずに一体感を持っていきたい」と前を向いた。(中川壮)