◇りそなB2リーグ 第27節 富山88-77ベルテックス静岡(23日・富山市総合体育館) 西地区3位のベルテックス静岡は、77―88で東地区2位の富山に敗れ、2戦連続で逆転負けを喫した。第2クオーター(Q)には最大11点をリードしたが、攻守…

◇りそなB2リーグ 第27節 富山88-77ベルテックス静岡(23日・富山市総合体育館)

 西地区3位のベルテックス静岡は、77―88で東地区2位の富山に敗れ、2戦連続で逆転負けを喫した。第2クオーター(Q)には最大11点をリードしたが、攻守でインサイドが強い富山を崩せずに失速。最後まで気迫のプレーを見せたが、追いつくことはできなかった。

 インサイドで強みを発揮する富山に対してファウルを連発した。相手にフリースロー30本を献上し、計25失点。さらに第4Q1分29秒には、チームトップの得点力を誇るPFフィン・ディレイニー(29)が5ファウルで退場。大黒柱のエースを欠き、5011人が訪れたアウェー会場で逆風を吹き飛ばすことはできなかった。22日の第1戦でも、延長戦の残り1秒でまさかの逆転負け。森高大HC(35)は「昨日の悔しい負けから、どうやって立ち直るかがテーマだった。ビッグマンが豊富な富山に苦戦すると思っていたが、選手たちはできる限りのことをやってくれました」とねぎらった。

 高さでは苦戦したが、守備はゾーンプレスでも対応し、効果的な速攻を披露。5日に新加入したPG橋本竜馬(36)が移籍後、最長となる14分36秒の出場を果たし、7得点、3リバウンド、2アシストと奮闘した。森HCは「シーズン中に移籍したのは初めてだが、バスケの理解度は群を抜いている。上手く対応してくれており、さすがという感じです」と期待大。課題も出たが、頼もしいベテラン司令塔を加え、PO進出、B1昇格を目指す。

(中田 康博)