◆大相撲春場所千秋楽(23日・エディオンアリーナ大阪) 31歳の美ノ海が大栄翔との激しい相撲を制し、幕内9場所目で最多の11勝。沖縄県勢初の三賞となる敢闘賞を獲得し「集中していた。うれしい」と喜んだ。 立ち合いは強烈な突きに起こされたが「右…
◆大相撲春場所千秋楽(23日・エディオンアリーナ大阪)
31歳の美ノ海が大栄翔との激しい相撲を制し、幕内9場所目で最多の11勝。沖縄県勢初の三賞となる敢闘賞を獲得し「集中していた。うれしい」と喜んだ。
立ち合いは強烈な突きに起こされたが「右のおっつけというか、突き落としが効いた」。泳がせて反撃し、低い姿勢で攻め続けて押し出した。今場所はまわしに届かずとも、前に出る姿勢が光った。「思い切り取れていたが、なかなか自分の形にはなれなかった。できなかったことをできるように稽古したい」と話した。
勝てば敢闘賞獲得という条件付きにも「何となく聞いていたが、いろいろな条件があったので気にしていなかった。もらえるものはもらっておければ」と沖縄出身の苦労人は、最後までマイペースを貫いた。