「選抜高校野球・2回戦、花巻東6-3二松学舎大付」(23日、甲子園球場) 敗れはしたが、先輩ばりの一撃を聖地に刻んだ。二松学舎大付(東京)の永尾愛蓮(あれん)捕手(3年)が今大会の“柵越え1号”を放った。 「やるべ…

 「選抜高校野球・2回戦、花巻東6-3二松学舎大付」(23日、甲子園球場)

 敗れはしたが、先輩ばりの一撃を聖地に刻んだ。二松学舎大付(東京)の永尾愛蓮(あれん)捕手(3年)が今大会の“柵越え1号”を放った。

 「やるべきことをやろうと打席に入った結果。反撃の一打になって素直にうれしかったです」

 ベンチに活気を取り戻した。4-0の七回無死一塁。1ストライクからの内角スライダーに体を回転させ反応。春風に乗せた打球はグングンと伸び、左翼席へ大会2号となる2ランを運んだ。

 大会1号はランニング弾だったため、記念すべき柵越えでの一発。くしくも海の向こうでは、OBのカブス・鈴木誠也外野手(30)がロッキーズとのオープン戦で2打席連発を記録しており“同日弾”となった。

 ただ、2投手をリードして一歩及ばず「逃げの配球になった。悔しい」と永尾。雪辱を果たすべく、再び鍛錬の日々へ向かう。