選抜高校野球大会は第6日の23日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で2回戦があり、前回王者の健大高崎(群馬)が敦賀気比(福井)に4―3で勝ち、2大会連続で準々決勝に進んだ。 13日の練習中に左脇腹を痛めていた健大高崎のエース右腕・石垣…

選抜高校野球大会は第6日の23日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で2回戦があり、前回王者の健大高崎(群馬)が敦賀気比(福井)に4―3で勝ち、2大会連続で準々決勝に進んだ。
13日の練習中に左脇腹を痛めていた健大高崎のエース右腕・石垣元気投手が九回2死一塁で、今大会初登板。150キロ台の直球を連発し、最後の打者を遊飛で打ち取った。石垣投手の試合後の主なコメントは次の通り。
健大高崎・石垣元気投手
プレッシャーはなく、「気負わずに投げよう」と抑えることだけを考えていました。今日は直球が一番良かったので、最初から直球で押していこうと決めていました。大事な場面を抑えられて良かったです。自信はありありでした。
<今日は登板する予定だった>
最終回に登板する予定でした。(青柳博文)監督から「(敦賀気比の)岡部に打席が回ってきたら行くぞ」と言われていたので、試合には入りやすかったです。まだ本調子ではありませんが、アドレナリンが出ていたので、100%に近い球が投げられたと思います。ある程度は自分の納得のいく投球ができました。
<登板前に甲子園がどよめいた>
どよめきは気にせずに、集中して自分の投球をしようと考えていました。
<試合終了後の大歓声を浴びて>
マウンドに立って歓声を浴びるのは久しぶりだったので、とても気持ち良かったです。
<球速は確認した>
(2球目の)152キロは、バックスクリーンで確認しました。今日は球がよく走っているなと思って、どのくらい出ているのかを見ましたが「まだいけるな、こんなもんか」と。見過ぎるのも良くないので、確認したのはその1回だけです。
<けがの状態は>
(試合後も)痛みは感じないです。ケアに時間をかけてきたので、自分が思っていたよりも回復(のスピード)は早いと感じています。マックスが100だとしたら、今は80くらいです。(残りの20は)久しぶりの実戦で感覚が抜けていたところがありました。
<甲子園で自己最速と言っている154キロは更新できるか>
甲子園で155キロは出せると思います。(次戦は)先発で行くのか、後ろからいくかは分かりませんが、どちらでも投げられる。しっかり準備して今日以上の投球をしたいです。