<大相撲三月場所>◇千秋楽◇23日◇大阪・エディオンアリーナ【映像】大の里が「大逆転V」高安は9度目の正直ならず(決定戦) 新横綱・豊昇龍(立浪)が途中休場の大阪場所で若き大関が見事に結果を出した。24歳の大の里(二所ノ関)が、高安との決定…

<大相撲三月場所>◇千秋楽◇23日◇大阪・エディオンアリーナ

【映像】大の里が「大逆転V」高安は9度目の正直ならず(決定戦)

 新横綱・豊昇龍(立浪)が途中休場の大阪場所で若き大関が見事に結果を出した。24歳の大の里(二所ノ関)が、高安との決定戦の末に“逆転V”で3度目の賜杯を手にした。

 これまで優勝争いに8回絡んできた前頭四枚目・高安(田子ノ浦)が十三日目まで単独首位を走っていたが、十四日目に高安が前頭十四枚目・美ノ海(木瀬)に敗れ、星の差1つで追いかけてきた大の里が、関脇・大栄翔(追手風)を相手に白星を上げてともに11勝3敗で並び大阪場所の優勝争いは千秋楽にまでもつれ込んだ。この時点で29年ぶりに5人による優勝決定戦の可能性も残していた。

 まずこの日、先に土俵に上がった高安は"くせ者"小結・阿炎(錣山)とぶつかり、上手出し投げで12勝目を挙げた。阿炎は2022年九州場所の優勝決定戦で敗れている相手を見事に退けて星を伸ばした。

 館内が異様な空気に包まれる中、大の里は結びの一番でカド番を脱した大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)と激突。見事に寄り切って3敗を死守、高安との決定戦に持ち込んでいた。大関は自らの力で、3度目の賜杯を手繰り寄せた。(ABEMA/大相撲チャンネル)