フリースタイルスキーの世界選手権女子モーグルで銀メダルを獲得した冨高日向子(多摩大ク)が23日、欧州から羽田空港に帰国した。 今年の最大目標だった世界選手権のモーグルで、日本女子では13年の伊藤みき以来となる快挙を達成。来年のミラノ・コル…

 フリースタイルスキーの世界選手権女子モーグルで銀メダルを獲得した冨高日向子(多摩大ク)が23日、欧州から羽田空港に帰国した。

 今年の最大目標だった世界選手権のモーグルで、日本女子では13年の伊藤みき以来となる快挙を達成。来年のミラノ・コルティナ五輪に大きく弾みをつけた。疲れも見せずに笑顔で空港に現れた冨高は「自分の滑りをして、それが結果につながったのがシンプルにすごくうれしいなと思っています。オリンピック前の大きい試合でしっかり結果がでたのは何よりの自信になったかな」と喜んだ。先輩の上村愛子さんや伊藤みきさんからもLINEに「おめでとう」と祝福のメッセージが届いたという。

 今季のW杯では表彰台に乗れなかったものの、ターンの強化を図り基礎を固めてきた。「ターンのベース点を高くしようというところに重きを置いていたので、ターン点が伸びたのが良かった」と手応えをつかんでいる。

 勝負の来季に向けて「まだまだターンは改善できる部分、もっといいターンができる部分はあると思う。あとはもう少しスピードを上げられるようにしたい」と気を引き締めていた。