30日に中京競馬場で行われる、第55回高松宮記念(GI、芝1200m)のデータを紹介する。昨年の覇者マッドクール、春秋制覇を狙うルガル、悲願のGI初制覇がかかるナムラクレア、香港スプリント3着のサトノレーヴら国内スプリント戦線の一線級が揃い…

30日に中京競馬場で行われる、第55回高松宮記念(GI、芝1200m)のデータを紹介する。

昨年の覇者マッドクール、春秋制覇を狙うルガル、悲願のGI初制覇がかかるナムラクレア、香港スプリント3着のサトノレーヴら国内スプリント戦線の一線級が揃い踏み。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

◆【高松宮記念2025予想/穴馬アナライズ】前年「押せ押せローテ&道悪」から条件ガラリ好転 コース相性も後押しの単勝“8人気”前後をプッシュ

■シルクロードS組は前走着順に注目

春のスプリント王者を巡る闘いにおいて、好走傾向のある前走ローテは9レース。そのうちチェアマンズSPとセンテナリーSCは香港馬によるもので、例外のパターンと見れば実質的に計7レースとなり、ステップの種類としてはやや少なめ。

・シルクロードS【5.2.0.25】 ・香港スプリント【2.0.1.3】 ・阪急杯【1.2.3.34】 ・オーシャンS【1.1.4.52】 ・チェアマンズスプリントプライズ【1.0.0.0】 ・京都牝馬S【0.3.0.11】 ・阪神C【0.1.1.7】 ・フェブラリーS【0.1.0.3】 ・センテリーナスプリントC【0.0.1.1】

過去10年で半数の5勝を挙げている前走シルクロードS組は勝率15.6%、馬券内率21.9%と、アベレージはそこまで高くない。この組の好走と凡走の分かれ目は、ズバリ前走での着順。2019年に前走15着から本番で2着したセイウンコウセイ以外の全馬が前走5着以内からの参戦だった。今年は1着だったエイシンフェンサーが出走予定、前走で重賞初制覇した勢いそのままに、ここでも切れ味を発揮できるか。

次いで勝ち星の多い前走香港スプリント組は、わずか5頭の出走歴ながら2勝を挙げている少数精鋭ローテで、馬券内率は60%を誇る。前走2桁着順からも好走馬が出ており、傾向の絞りづらいステップとなるが、回収率に目を向けると単勝260%、複勝111%とベタ買いOKの数値。この組からの出走馬はとにかく押さえておきたい。

■多数の出走馬を誇る2レースのポイント

1勝ずつで並ぶ阪急杯とオーシャンSは、合わせて98頭の出走馬をこのレースに供給しており、過去10年のうち半数以上を占めている。それぞれ高松宮記念のメインローテといっても過言ではないレース。

この2レースについては、“人気”にヒントあり。

前走阪急杯組は当日の人気が重要となっており、好走馬のすべてが当日4番人気以内だった。【1.2.3.5】で馬券内率54.5%と、当てはまったうちの半数以上が馬券に絡んでおり、前走阪急杯組の取捨は当日ギリギリまで決断を待ちたいところ。

対して、前走オーシャンS組については当日よりも前走の人気が重要。2頭の例外はあるが、前走4番人気以内だと【1.1.2.21】と、好走馬の大多数が前走4番人気以内だった。特に1番人気に推されていた馬は【0.1.1.4】と3回に1回は馬券内に好走している。ただし、オーシャンS勝ち馬は【0.0.0.9】で好走なし。1番人気1着だったママコチャには危険なデータが浮上している。

◆【高松宮記念2025予想/危険な人気馬】春秋スプリントGI制覇の条件満たせず「消し」 一瞬の“旬”を逃し「0.1.0.22」最悪データも該当

◆【高松宮記念2025予想/穴馬アナライズ】前年「押せ押せローテ&道悪」から条件ガラリ好転 コース相性も後押しの単勝“8人気”前後をプッシュ

◆【高松宮記念2025予想/データ】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ