◆第73回阪神大賞典・G2(3月23日、阪神・芝3000メートル、良) 1着馬に天皇賞・春(5月4日、京都)の優先出走権が与えられるG2は11頭立てで争われ、4番人気で池添謙一騎手騎乗のサンライズアース(牡4歳、栗東・石坂公一厩舎、父レイデ…

◆第73回阪神大賞典・G2(3月23日、阪神・芝3000メートル、良)

 1着馬に天皇賞・春(5月4日、京都)の優先出走権が与えられるG2は11頭立てで争われ、4番人気で池添謙一騎手騎乗のサンライズアース(牡4歳、栗東・石坂公一厩舎、父レイデオロ)が、後続に6馬身差をつけて重賞初制覇を決めた。昨年の日本ダービーで4着と世代上位の力を示したが、その後は日経新春杯16着、前走の3勝クラス・早春Sでも2着と敗れ、格上挑戦での勝利だった。勝ち時計は、3分3秒3。

 2着は7番人気のマコトヴェリーキー(岩田望来騎手)、3着は5番人気のブローザホーン(菅原明良騎手)だった。

 池添謙一騎手(サンライズアース=1着)「3000メートルは疲れますね。先行馬がいないメンバー構成だったので、自然と先行する形になるとイメージしていました。だいぶ幼さは抜けてきているんですけど、ハナに立っててずっと物見しながら、他のことに気を取られながらの走りだったので、ちょっと気が抜けない状態でした。向こう正面に入ってからマコトヴェリーキーが前を走ってくれたときには、ようやく集中して走るようになりました。まだまだ幼い部分は残っているのかなという感じはします。スタミナの部分はすごく自信がありましたし、この距離も全然心配していなかったです。幼さの部分と走りの部分で、展開がうまくはまってくれたらこれだけ強いレースしてくれるんですけど、なかなかスタイル的に難しい馬なので、色々レースごとに考えなきゃいけない部分はあります。去年のダービーが終わった時点では菊花賞を楽しみにしていたんですけど、なかなか体調が整わなくて、今年から始動になったんですけど、今回3走目で右肩上がりに馬の状態も上がってきていました。格上の挑戦ではあったんですけど、ここでどれだけのレースをしてくれるか楽しみだったので、しっかり結果を出して次の舞台に臨んでいけると思いますし、楽しみにしているので順調に、無事にいってほしいと思います」