◆第62回愛知杯・G3(3月23日、中京競馬場・芝1400メートル、良) 今年から京都牝馬Sを引き継ぐ形で開催時期、距離が変更された牝馬限定重賞は18頭で争われ、北村友一騎手騎乗で10番人気のワイドラトゥール(牝4歳、栗東・藤原英昭厩舎、父…

◆第62回愛知杯・G3(3月23日、中京競馬場・芝1400メートル、良)

 今年から京都牝馬Sを引き継ぐ形で開催時期、距離が変更された牝馬限定重賞は18頭で争われ、北村友一騎手騎乗で10番人気のワイドラトゥール(牝4歳、栗東・藤原英昭厩舎、父カリフォルニアクローム)が、直線差し切って重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分20秒2。

 昨年の紅梅Sに勝ち、桜花賞は6着。重賞は5度目の挑戦で、前走の淀短距離S10着から巻き返した。

 2着は3番人気のシングザットソング(斎藤新騎手)、3着は1番人気のカピリナ(戸崎圭太騎手)が入った。

 北村友一騎手(ワイドラトゥール=1着)「4コーナーから動かした時の反応がよくて、馬場のいいところを通りながら、(スピードを)持続したような感じでした。

 雰囲気がすごく良くて、返し馬から馬が走りたい雰囲気がありました。ペースが速くなりそうな感じでしたから、ついていかなくてもいいなと思っていました。ゲートの中で真っすぐに立てなくて、予想以上に出負けしてしまう形になりました。

 瞬発力がこの馬の良さだと思います。1400メートルがどうかなと思っていましたが、競馬の幅が広がったと思う。この馬の良さを引き出せるように、今後も頑張りたい。おとなしくて、かわいい馬ですし、頑張ってくれれば」